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両極端を併せ持つ経営哲学

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✍️メモ作成 : 2022/8/19 (金) 8/20 (土)
『京都発カリスマ経営の本質 - 稲盛和夫永守重信(名和高司・一橋大学ビジネススクール国際企業戦略専攻客員教授著)を読んでいる。

この本は、示唆に富む言葉の宝庫である。
🔻(引用)
稲盛は、そんな母キミから、「人間として何が正しいかを判断基準にする」という生き方を学んだ。母からよく、次のように言い聞かされたと言う。
「ひとりでいる時にも、神様、仏様が見ていると考えて行動しなさい。迷いがあるときは『見てござる 見てござる』と自分に言い聞かせなさい」
(稲盛和夫『ごてやん - 私を支えた母の教え』小学館、2015年)

稲盛は「利他の心」あるいは「無心の心」の大切さを説く。

稲盛経営のキーワードは

「動機善なりや、私心なかりしか」

である。

(第3章リーダーの素顔) P.75 からも少し抜書きしてみよう。
「和」の思想
鬼か仏か、哲学か科学か、規律か自立か、そして現在か未来か。いずれも二者択一を迫る問いの立て方である。しかし、これまで見てきたように、稲盛も永守も、このようなデジタルな思考には与しない。どちらかが優先するのではなく、どちらも重要なのである。(中略)
世界の経営の最前線でも、最近ようやく、社会価値と経済価値の両立を目指すCSV経営が注目されている。
 資本主義は、経済価値を優先するデジタルな発想に取り憑かれて、機能不全に陥ってしまった。

華麗なるギャツビー』など、20世紀のアメリカ資本主義の狂乱を描いた作家 
F・S・フィッツジェラルドは、
次のような名言を残している。
「第一級の知性とは、両極端の考えを同時に併せ持ち、かつ、それらを正常に機能させることのできる人間である」

稲盛は、この名言を引用して、以下のように語っている。
「大胆さと細心さは相矛盾するものですが、この両極端をあわせもつことによって初めて完全な仕事ができます。この両極端をあわせもつということは、『中庸』をいうのではありません。ちょうど綾を織りなしている糸のような状態を言います。経糸が大胆さなら緯糸は細心さと言うように、相反するものが交互に出てきます。大胆さによって仕事をダイナミックに進めることができると同時に、細心さによって失敗を防ぐことができるのです」
出典 : 『京セラフィロソフィー』

フィロソフィーがなければ、企業は統合的には動けない。一方、アメーバ経営がなければ、企業は自律的な動きがとれない。(中略) 稲盛経営の真髄は、統合と分散、規律と自立と言う二項対立を二項合一に包含していく懐の深さにある。そのための仕組みが、フィロソフィーとアメーバ経営なのである。

もう少し追加して紹介▶︎同感するところが多い

➡️定時に帰ることを第一優先とし、強制的な決まり事にする▶︎本当に必ず帰る▶︎当然、その日定刻時間内には出来ない仕事が発生する(積み残し発生)▶︎残る仕事を再検討する▶︎優先順位を考えて取捨選択。割り切り優先する▶︎遅らせて良い仕事、作業は思い切り後送りする▶︎締切を設定して管理する▶︎タイムマネジメント。空き時間には休憩したりしない。ゆったりペースで仕事せず、何か(空き時間用の作業)を片付けて行く➡️このようにやるとかなりの集中力が必要。しかし短時間で効率よく出来る(※普通は一日とかしか続かない)、しかし超疲れる。

☝️それで、毎日早く帰れて、家族との時間をしっかり持てれば、そっちの方がうれしい。人間らしい。アメリカ人にはこれが当たり前の普通。実際にアメリカの家庭では、夕飯を家族全員で食べないなんてことはキリスト教的にもあり得ないことなのだ(と理解している)。

だから、会社組織でさらに責任を持つ管理職は、夕食の団欒後、自室でパソコンで仕事を(主にメール整理やパソコン資料作成など) を行う、という感じなのだ。

つい今しがた、(8/30 月曜夜) Twitterで訃報に接しました。残念です。三宅一生さんに、アラビア・ニュートン-ジョン、森英恵さん。そして稲盛和夫さんまでが…。今年五月に母を亡くした今、追い討ちがかけられるかのようだ。

旧ソ連の最後の大統領となったミハエル・ゴルバチョフ共産党書記長が亡くなった。91歳。

追悼・稲盛和夫氏 京セラ名誉会長が語る「なぜ経営に哲学が必要か」日経ビジネス電子版
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/083000351/?n_cid=nbpnb_twed

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