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終わらない週末 : 作品情報 - 映画.com #Netflix
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“Leave the world behind” を #終わらない週末 という日本語映画名にした。実際はSF要素も入れ込んだ サスペンススリラー なんだけど。週末のリゾート行きの場面からスタートする故意のミスリーディングで惹き寄せる場面設定と情景の見せ方・仕立て方なんか絶妙だ。
同時進行する各場面の組み合わせ・切り替えスピード感も絶妙で、さすがのアメリカ映画。
👉ジュリア・ロバーツ (随分老けたなぁ…) に、Mahershala Ali (グリーンブックのあの主人公ピアニスト役、演技派だね), イーサン・ホーク、よく見るケビン・ベーコンと、大物が共演する豪華版。
◉ 近未来のアメリカが攻撃される侵略戦争、あるいはサイバー攻撃の現象だけを徐々に身の回りから描いて畳み掛ける演出、ストーリーテリングはさすがだ。原作が秀作なんだと思う。それも別荘地の主人公たち・ふた家族の身の回りにそれぞれ起きていくこととしてのみで描く。うまい手法だ。直接的には何が起きているかの原因も明確にされず、そこが意図的に不明なままで終わる。いっそう想像を掻き立てられる。
✖️ならず者国家 北○○や中○、イ○○とセリフには実名で出るし、それらの連合 (による本土攻撃 ) かも…とショットガンを構えた、いかにも西部開拓時代に自己防衛するアメリカンのケビン・ベーコンに語らせる。
💣核シェルター の内部場面を効果的に使い、一瞬ユーモラス?で皮肉なエンディング。ネタバレせずに留めておくと、"あること" をチラ見させ、ぷっつり終わる。そこも長い伏線の最後にしていて作為的な物語になってる。
☝️フリー画像から、マンハッタン島
👉それが逆に見るもの達の想像を掻き立て、得体の知れない怖さをいっそう強く感じさせる。
これは身の回りで起きる現象のみを映像で見せ暗示する…ヒッチコック作品からずいぶん学んだのではないかと思わせる、国際関係に詳しい人は必見かも、のかなり不気味な象徴的作品。
◉ 国際関係論に興味をお持ちの方にはこちらの投稿をオススメします▶︎リンク🔗2024年 地政学的動向、特にNATO - Andyの雑記帳blog (andy-e49er) @Accurasal
【後日談ならぬ、付録として】👇
今日土曜日の日経新聞土曜版 NIKKEI プラス1の「なんでもランキング」は、"SF映画が描くあすの技術" だった。中でも、私の好きな作品がいつくつか取り上げられていて、したり!と思った。
☝️( NIKKEI プラス1, 4/6付 )
第4位に、トム・クルーズの "マイノリティ・レポート" これは超傑作で、by Steven Spielberg
第6位に、ブレードランナー2049
第7位には、あの "エクス・マキナ" が入ってうれしい。2016年の作品▶︎私のイチオシです。
第9位は、A.I. by Steven Spielberg この作品の世界観とファンタジーは特に心に残り、もの悲しさは心にいつまでも刺さったままだ。