(本日の天候)今日は "寒の戻り"。ひな祭りの3月3日なのに、天気は崩れて全国的に冬の寒さが戻っている。昨日の日中がなんと4月や5月並みの20℃だったことを思えば、変化が極端である。朝から雨☔️ しかも気温は6、7度と真冬並み。午後には5℃にも下がるとか…。
(日本社会の不安)
冷たい雨も恵みではあるか。乾燥注意報がこのところずっと長く続く。そして東北岩手県は太平洋側の大船渡地方で大規模な山火事が拡大中だ。避難しているご家庭も多い。火災収束の兆しは1週間経ってもいまだ見えず心配だ。
先週から今日、年度末の来年度国家予算への与野党攻防は続くが、自公維三党で成立する見通しだ。内外の社会に不安や期待、全体として不透明で妙な空気が漂う、そんな気もする。まったく気のせいばかりではあるまい。
花粉アレルギーの人に嫌な季節でもある。関東地方の戸外は灰色で雨に煙り暗い気が漂う。
前から予定した歯医者の🦷チェックと診察を終え帰宅した。パソコンにスイッチを入れて、傍らの紙面で今朝の朝刊、新聞報道を読む。
(外交力の欠如、馬脚を現したトランプ)
米国ホワイトハウス🇺🇸で行われ、物別れに終わり禍根を残したかに思える2/28。そのウクライナ🇺🇦ゼレンスキー大統領と、トランプ大統領・バンス副大統領の、言い争いの報道と評論が一面に2種類。
🥊毎朝のコラム記事『春秋』には、ゼレンスキー氏の言動に "胸のすく思いがした" との率直な感想あり。我が意を強くした。そこで、昨日書いて、冷ましておいた投稿をアップしたい。
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米ウクライナ首脳会談決裂、激しい口論 鉱物協定署名せず | ロイター
https://jp.reuters.com/markets/commodities/YXMT33REKJNZFBN6M4BHK32RHA-2025-02-28/
以前の投稿⤵️🔗
👂不揃いのトランプ2.0 (通商・外交・経済) - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
…ということで、TVカメラの前で前代未聞、国家首脳同士の "美しくない" 口論の応酬。
特に目立ったのは身近な口論で、我々のレベルでもよく起きる形。つまり相手に被せて自分の発言を争うように急ぐひどい会話だ。お互いが同時に発言して言い争う姿を世界はまざまざと見た。
相手の発言をお互いに遮り、手の動きで相手を制しようとする。そんな冷静さを欠いたシロウト的な痴話喧嘩にも見立てられそうな、そんな美しくない光景がまさに世界を失望させた。
◉ その大元は何か。元凶にあるのは、むろんトランプ大統領の性格や対応のオレ様ぶりもさることながら、態度の無礼さでトランプに決して劣後しないミニ・トランプ的なバンス副大統領。その『お前はちゃんとお礼を言えよ』レベルの下卑で粗野な発言。
あそこから、あのような紛糾とひどく醜い言い争いは始まった。あり得ない発端は、バンスが開いたもので、それ以上でも以下でもない。
日経新聞朝刊(3/3付け)コラム『春秋』にこうある。⤵️
(途中からの抜粋) …会談中、いちばん違和感を覚えたのはバンス副大統領の次の発言だった。
▶︎「あなたの国を救おうとしている米合衆国大統領に感謝を示しなさい」。
助けてやっているのだから礼を言え。あからさまなマウンティング。トランプ氏もバンス氏も、小国の客人を見下して隠そうともしない。カメラの前で寛大・偉大な指導者ぶりを発揮しようと狙っていたのに、あてが外れて逆上したようにも見えた。
まったく私も同感である。
- この外交会談の酷さ加減には、これまで一度もなかったことで珍しく個人的な憤りを強く覚えていたのだが同志ここにあり。
特にこのバンスの発言は副大統領の立場を弁えない醜悪かつ、出過ぎた上から目線の発言。
外交経験が浅い議員出身者の地の性格丸出しの浅はかな言動は、論評に全く値しない。
👉この両者の言い争いの裏にあることどもについてはすでに国際政治専門家たちがさまざまに知的でバックグラウンド的解説をしてくれるので、その全てをよく理解しているが…。
◉2/28の失敗こそ、アメリカ🇺🇸の国際政治と外交の劣後さを映し出したもの。世界を貶める、余計なバイアスと "事件" だろうと思うのだ。
✳️ スターマー英首相はすぐにゼレンスキーと会談。英仏がリードして欧州首脳は即座に動きつつある。ここから本来の西側友好国たるNATO加盟の米国トランプ大統領との、この亀裂の修復を含む、大局的な外交の連鎖が再度最大限に必要となろう。そこに一縷の期待を持つ。
✖️侵略した側であるロシアにますます優越した立場を与えるという、最悪の結果をもたらしていく (現在進行形の) 今回の米国🇺🇸現政権2トップたちの世界平和に対する責任。これこそは歴史の教科書に10年後記載されるほど、とても重いものである。
✴️ 今の世界を懸念し、憂え、そして考える。報道されるT大統領のあり得ない不規則発言に日々、触れている。楽しいはずがない。私にはいま世間は黒に近い灰色に見える。さらには取り巻きで、政府外DOGEトップとして傍若無人に振る舞うイーロン・マスクの最近の政府職員を解雇せんとする一連の一貫しないいい加減な言動もまた苦々しいを越え、腹立たしい。
不本意極まる世界。これらはストレッサー以外のなにものでもない。もちろん、それこそ心の底には変わらぬウクライナ🇺🇦への共感。何か手助けをしたい、という世界の平和と直近の和平への希求と期待があってこそ、のものだ。
だがしかし、そもそもわたしたち "一般人" は外交交渉の当事者でもなく、またこの世界を揺るがしている事象への責任もない。
ガラリと変え、楽しくていい話にしたくなった…。例えばこれ⤵️
「壁」こそ成長の証(女子卓球選手早田ひなさん)…出所 : 日本経済新聞第二部 (3/1) 2025新卒採用広告特集A1面・巻頭言 からの抜粋と引用⤵️
『個』の芽 磨く!
(記事)卓球は頭脳戦だと言う。高速ラリーの最中にも敵を観察し、攻守を考える。パリ大会の3位決定戦は、幾多の試合経験とその学びで、"読み合い"を制した。(中略)
「卓球は2メートル先の相手との読み合い。表情やしぐさから、どう攻めるべきか常に考えています。同じ対戦相手でも環境、ボール、台、互いの体調など一つでも変われば『同じ』ではなくなります。試合後は脳が一番疲れていますね。『読む』は、試合を振り返って分析するだけじゃ足りない。試合中リアルタイムで変化に気づき、対応する。その経験が必要だと思っています」
1メートルしか離れておらず、顔と顔を突き合わせている。間にテーブルはなく、🏓ラケットもない。大統領執務室という自身に完全有利な場所。交渉相手は自分より小さな国。被侵略国。立場は弱い。そこに『お前には交渉のカードなんか無いぞ』とする、その相手からの反論を喰らって、アップセット。これがdealを得意とするビジネスパースンの成す技なのか??
- 最後に個人の備忘メモ📝としてのここには、こう書いて記しておきたい。
▶︎謙虚さに欠けるリーダーは国の舵取りを誤る。
- 外交に『喧嘩両成敗』はあるか⁉️ 否。
そもそも外交にはそのプロトコールがあり、儀礼的なお互いの配慮も働く。つまりは (良い意味での) 予定調和に近いもの。であるからして元来、失敗など起こさない安全装置的な渉外活動であるはず。♠️トランプとJ.D. が悪...。
◎今回の大きな失敗 (←露のよろこびようを見よ、その意味だ) がさらなる想定外の米欧間の混迷を呼ばぬよう、日本は祈るしかない。
インド太平洋地域の平和を脅かすリスクの一つをいつか構成しないか? ここから・これから進むであろうウクライナ停戦合意和平への道筋はどうなるのか。ウクライナと欧州をないがしろに進める米露の決断が仮にもあるとしたならば、世界平和の歴史上の悪しき先例と絶対ならないことを、いまは強く願うばかりだ。
👇2025/3/3 Reuters at Internet 🛜 👇
🌍世界が、人類が、失敗はしてほしくない。
失敗の本質は、何にあるのか?それを解き明かしたのが、野中郁次郎先生のこちら⤵️