“Desperately Seeking B**ksy”
By Xavier Tapies.
「増補 バンクシー ビジュアル・アーカイブ」
Banksy, Desperately Seeking.
(真夏の課題図書)
世界で最もWit (機知)とCriticism (批判) に富む一冊である。
バンクシー作品である都市の壁画、瓦礫のコンクリート壁の一枚のいずれにも、バンクシーによる見事なまでの政治や社会への鋭い批判的精神による指摘が。在野精神の塊のような岩盤的主張、公知の意図。あるいは社会への鋭いアンチテーゼなど。沸々と湧き出てくるが如き。
現世の社会矛盾につき深く考えさせられ、また彼の第1級アートを詳らかに平らかに鑑賞できる。ごく貴重なひとまとまりにした一冊。第1級の批評家にして絵の大家。