ある日ある人があるところで、こういう指摘をソーシャルメディアに出していた。そこから私なりに考えている今回の『遠吠え』が生まれる。
- SNSで見聞きしたものごとに、自分なりの考えを練って、何かを書き連ねるのが習慣化したかも…笑
( ) 部分、は本ブログ作者によるものです
〔問題意識〕
完成していないと世に出さない(出せない)日本式とどんどん未完成品を出していく西洋式。
言葉は、それを使う国や文化をよく表してると前から思っていて、翻訳できない言葉もあれば、翻訳したらニュアンスが欠けることもある。
日本語の「中途半端」という言葉を、ニュアンスも含めて英語で見つけることができない気がする。外資系でしかサラリーマンしていなかった私が起業して、日本企業の方とお話ししたりお仕事したりして気付いたのはこの「中途半端」という日本の概念が、ともすると意思決定を遅くしたり、無駄な仕事を増やしてるのではないか、と。🪡↓ (途中省略)
〔ネガティブな問題の指摘〕
・「情報交換」という謎の、目的の無いミーティングを多くリクエストされた
・ミーティングのアジェンダが決まってないのにしっかり20スライドほどのパワポが出てくる
・箇条書きでのすり合わせを何度か拒否された(全員ではないが)⇨完成してからもってこいとのこと。
・在庫をいっさい持たないままネット事業始めた話をしたら「え、そ、それは」と非難の目(笑)いつもながら、全員や、全企業がこれに当てはまるとは言ってません。が、西洋企業や西洋の方と仕事すると一切見なくて、日本ではよく遭遇した行動や仕事の仕方だったので考察。
意思決定が遅くなったり仕事増えたりしてないかな、と純粋な観察です。
「中途半端」という概念、捨ててみない?(働き方から働き方改革しましょうよ)
👉(私) 確かに『中途半端』という英語のことばを知らない。
- 強いていえば、on the way か? いゃどこかへ向かってる途中という意味だから、ちょっと違う
- working, still on work くらいかもしれない
🆚 この意見、考え方それ自体に対する、私の意見・考え方…(一部反論にみえるが本質的に上の発信者と同じ事実認識を共有していること。やり方、アプローチだけ異なる自己主張) それってこんな感じです▼
- 思ったことをストレートに書きますけど気を悪くなさらないでください。と、前置きしてからSNSでレスポンスしたものをここで少し編集し直した。
日本のその遅さ、そして生産性の低さなど弱点を今から指摘して治す、治そうとするよりも、そんなネガティブな所は (すみません...ちょっと冷たいようですが割り切って) 無視する。
なぜなら全体のレベルアップを目指している場合はその分、時間も質も低い方へと足を引っ張られてしまうから。伸びるべきものが伸びなくなるからだ。
だから、冷たいと思われるかもしれないが遅れているところのことは無視しておく。そうすることがいい意味で "前向きに捉えた" 私なりの行動原則。徹底すべき といっておきたい。そういう(遅れとか弱い)ところは良くも悪くも見逃す方がいい。
なによりもフォーカスすべきは自分たちの進む道。そちらを優先し集中すべきだ。「他に構わず」どんどん自分の事業を前へ進めていく方がよい、と思う。
Silicon Valleyを長らく見てきたつもりだ。最新の状況をあまり分かっていないけど概ね大きなメガトレンドは変わってないだろう。
2000年頃よりもっと前から、日本は大枠としてのマイナス傾向はほとんど変わらない。👉平均点を他人にも求め集団主義を重んじる。はみ出すことを悪と見る、落伍者を出したくない。平均的社会。だけど、
それこそがユニークな面を異端として見る悪い癖。その慣習と感覚が日本人は長すぎて未だなんら有効な改革どころか、変化・進化すらも生み出せてない。→自民党も、これ同じだろう。
働き方改革もスロー、名ばかりで実がまだ少ないと見え、まったく話にならない。
でもしかし、日本を見て全てがまったくダメということではない。ごくごくほんの一部ではあるけれど、起業(家)たちはいる。正しく世に出て突出している。いいと思う。
問題は大多数の大きなマスとして、この社会の大勢トレンドが変わっていないこと。そっちだろう。決着せよ!スピードが大事
相変わらず、失われた20年とか30年とか言っているようでは、もはや古臭さが鼻についてしまうし、危機感が全然薄い。▶︎(急に政治の話を出すのは恐縮に思うけれどもこの際言うべきをいうと) この点小泉進次郎氏の立候補表明の話は信頼できる。
後ろを見ずに前だけを向こう。
「変えよう」と遅れてるところに向かって問題点の指摘や啓発するために内容発信するのは止める。過激だけど、そんな遅れを無視してどんどん引き離すくらいのスタンスがいい。
因みに、この話はビジネスのインキュベーションとか、スタートアップの領域であって、社会の弱者を切り捨てろとは毛頭考えてもおらず、ここで取り上げてもいない。
◉ここで、挿話をひとつ。引用部分下記。
Amazonにいた時、社内会議では
・絶対にパワポ作らない
・全部Word(or Quip)で書く
・箇条書きせず全て文章で書く
・会議冒頭に読み合わせの時間取るこれらが必ず徹底されてて、効率的で最高だった。
パワポプレゼンだと無駄に時間かかるし、話し手の技術に意思決定が左右されるからNG。(出所:usutaku_copilot さん@Threads)
👆これって(私なりの想像をすると) …絵や図のビジュアルではなく、コンセプトをストーリー的にテキストでまとめるんですね?
説明する側は出来るだけ短く核心を突いた文章でわかりやすく。言葉でシナリオ的判断。
▶︎会社でパワポをたくさん作ってきた自分の世代は古いんだと思う。そのやり方からのコペルニクス的転回。いゃそんな大層なことでもない
いまはこっちの方が優れているのだろうな、と容易に想像できる。だって、
- 理由は、パワポを映しながらのウェビナー説明なんか最近は、話者の話す言葉だけを聴くようになってきた、だってそっちの方が頭に入る
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ 話を戻して。
(ベンチャーに出資するキャピタリストや経営アドバイザリーでなければ)他を心配してそっちの改善なんかを意識する必要なんかなく、自分がやるべきことに集中、そちらにフォーカス。どんどん進めること。
それ=、何をイノベーションしてるかをもっと発信してほしい。ぜひそうしてくださいといいたい。▽
まぁいまさらこんなこと私がいわなくても、リーン生産手法とか、ベータ版でまず世に早くリリースして、それから順次機能改善してバージョンアップしていく (斬新な *) やり方なんて、ものづくりやソフトウェア開発手法はずっと前からあるわけ。それらはもはや斬新とはいえずに当たり前だし、ごく普通にあちこちで使われている。
半導体のファブレス化に気づいてそっちの方向へと転換し進んだことも、根本の哲学面で同類項に思える。ちょっと前に流行り日本言葉でいう「選択と集中」。米国は徹底しているしごく当たり前の"自然体" なんじゃないか?
因みに相当な昔になるけれど。80年代ころか、デミング博士の品質管理手法で「デミング賞」といってものづくりのクォリティ向上を至上命題のように企業は誰も皆追求し続けていた。
実際それで "日本のものづくり" は80年代に世界トップに成り上がった。その観点からいえば中途半端なんてワード (概念) とその意味を体現する未完成的な行動や行為は当時の品質コンシャスな日本で絶対なる「悪」だし、ビジネス上は禁句!ということ。
mercari 紹介をみた。
彼らの成功のポイントは何だろう?
- 起業コアメンバーがいずれも起業2社目だったこと
一社目で失敗したけど、それぞれ異なる経歴の持ち主。ただグローバルでのビジネス成功にフォーカスした点では一致。その海外ビジネスへの夢を持ち続け、挑戦したからではないか。
執念というと古くさい。ちょっとちがう。
- 夢を諦めず
- 考え続け
- 恐れずに変化を起こした
市場とユーザーに受け入れられるサービスまでに進化させたからここまで来た〜、と思う。
🌟これからの若い人たちは、過去の日本のことに構わず、どんどんやりたいことを追求し、起業して、新しい創造・創業をしてほしい。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
世界の速くて激しい変化についてこれないものは淘汰されていく。残念なことだけど。それら活動やその人たちを救い上げて後ろから支え助けている余裕は人口が減りつつあるニッポンにもうない。今やらなければもう間に合わない
▶︎子どもの数が減るということは、未来の若者と若い力がなくなっていくということ。知的財産や自動機械などの活用で埋め合わせなければ、経済だって縮んでいく。
◉辛くて厳しいことをいうようだし切り捨て理論と批判されるかもしれないが、遅れているものを引っ張り上げる一見美しく奥ゆかしいことは今更もう考えない方がよい。余裕もなし。
もう一度、整理をしておこう。
- 中途半端は不完全さが残り価値がない
- On the way な暫定で出し世の変化に合わせどんどん変えていく(進化させる)👇
- 『勝つ方程式』を見つける
麻布台ヒルズは、森ビルの思想が反映している
👆新しい街や建設物を作り続けることにより雇用が生まれ、建設資材が必要になることで景気は良くなる。変化を生み出した新しい街が人を惹きつけて消費が活性化。金が回る。
こうして街と街が競争しリニューアル。新旧の交代、街の新陳代謝。港区が、東京都が、日本が健康になる(景気も良くなる)。
因みに麻布台ヒルズにはベンチャーキャピタルが数多く集積するという。ここからイノベーションへの投資を活発化してほしい。
- 中途半端は作る途中の未完成では無く "世界標準からみて不充分"
- 世界で勝てない。一位になれない。トップ10に入れない
- 規格と企画、政策、行政や事業が、井の中の蛙であれば世界では評価されない
- 特に教育。日本だけで通用する狭い教育は世界では通用しない "弱者の教育"
そんなことを書きながら頭に浮かべていると、どんどん日本のスローさが悲しく、腹立たしくなってくる。
✴️ 今の社会で支援できることがあるなら、ぜひともやっていこうという視点。こちら日経Webサイト記事から『攻め』の部分を見て、将来必要な布石は何か浮かび上がる。
国富を考える 経済安保のリアル - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00012010Y4A820C2000000/ 以下、記事へのリンク🔗👇