
(写真は、2024/5/16 の尾道水道、瀬戸内海)
106+ 写真はこちらから→広島三泊四日の旅(尾道・広島・宮島厳島神社・呉) - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
◉この項で二つの話題を書いています。
- 昔応援して見ていた子が成人し社会で活躍。要職についていることにうれしくなる
そんな風に人生を生きていく上での愉しさ。
キーワード : 武蔵野美術大学、研修旅行、奈良、青春18切符、岐阜県大垣、名古屋、神戸、倉敷、広島、福岡、大分 - ある紀行文 から綴る想い
"玉手箱を開けた浦島太郎みたいな気持ち" 🔗▶︎https://x.com/nikkeithestyle/status/1812275819038839111?s=46
美大4年生だった夏に行った日本縦断の旅。名古屋、神戸、倉敷、広島、福岡。各地で歓迎してくれた同級生と家族との思い出とは。
14日付朝刊・エッセイ「俺に任せろ」
#nikkeithestyle #柴田文江 #青春18きっぷ
出典 : 日本経済新聞 (The Style / 2024/7/14)
全部で20日ほど。3泊4日分位のバッグだけ持って、コインランドリーでTシャツを洗濯しながらの旅。日焼けも気にせず、少しくらいの無理もきく。自分自身も身軽だった。子どもから大人になるちょうど間の時間。その時にしかできない旅があった。 〔出所 : 『俺に任せろ』柴田文江〕
しばたふみえ : プロダクトデザイナー。山梨県出身。エレクトロニクス商品から、家具や日用雑貨、ホテルのトータルディレクションまで、国内外のメーカーとのプロジェクトを手がける。代表作にオムロンの「けんおんくん」など。多摩美術大学教授。
👉人生後半に入ってくると、自分の若かりし頃のことを思い出すと単なる懐かしさを超えた、何か宝物のような気持ちがよみがえる。
この柴田先生の "俺に任せろ" に感じるのは、
- 二十代独身女性美大生の "Discovery Japan"
- 二度と巡り合わない独特の空気感、そして
「それまでの夢みたいな時間が一瞬で消えた。玉手箱を開けた浦島太郎みたいな気持ちになった。」
- 忘れえない、心の体験
これを読んだとき、男女の性別を超え、自分自身の大学生時代を思い描いてしまう。私の青春時代。これとは似ていないけれど
私の大学生活はテニス🎾一色。旅は、卒業旅行で同級生5人で賢島から和歌山、那智勝浦へ行ったことに尽きる。
- その時の四人とは卒業以来、一度も会っていない。集まってもいない。そこに深い理由は何もないのだけれど、何か不完全さ、不足を感じずにはいられない。けれども、
- 一度きりの計画旅。それは過ぎ去った遠い昔のことであり過ぎて、記憶の彼方にかすかにぶら下がっているだけ。思い出しつつ酒を酌み交わすには色褪せすぎたかもしれない。
- そういえば会社に入った若い頃の沖縄旅行も、バリ島も、同じメンバーでまた会う機会は巡ってきていない。
『その時にしかできない旅』は誰にとっても貴重で、おそらく2度とない一度きりの "人生のとき"、のとき。
過去を思い出すひとの脳メカニズムは、誰にでも備わっている魔法の魅力に違いない。
「その時にしかできない」二度とない「旅」、それこそ、心の中の宝物 に違いない。

東京スカイツリーを初めて見上げたあの日々。
そしてこちらの話で感動。こちらの記憶も自分の "心の中の宝物だ"と気づいた。それは…
✴️ 7/27(2024) 令和6年パリオリンピック開幕
土日私としては珍しく外出が続いたので録画。29日(月)朝から見ていたところ。柔道🥋女子48Kg級で🥇金メダルに輝いた角田(ツノダ) 夏実選手(千葉県八千代高校出身)…の試合前で。アスリートゲストとしてパリの地に姿を見せたのが中村美里さん *。高校からうちの上の子と同じ学校に所属してた。当時から世界のトップアスリート。
- 女子52Kg級オリンピック3大会連続出場。2008北京と2016リオで銅メダル、世界選手権3連覇の偉業を達成した。
彼女はいま35才。随分しっかりした大人になった姿をおそらく八年ぶりに見た。テレビでお馴染みの安曇アナ、そして現地実況でペアを組むのは、女子マラソン🥇メダリスト(シドニーオリンピック)Qちゃんの愛称で親しまれた高橋尚子さん。この二人とともに画面に登場。"中村美里" の記憶が自分のその頃と併せてよみがえり、懐かしくて感動した。
* 中村美里▶︎🔗https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E4%25B8%25AD%25E6%259D%2591%25E7%25BE%258E%25E9%2587%258C%20
- 2019年筑波大学大学院修士課程修了。 その年に念願であった無差別の大会、皇后盃に出場。 生涯現役を公言し、柔道を追求中。 現在は所属チームの選手兼アドバイザーとして活動しながら、大会解説や講演、柔道教室など普及活動も行っている。
こうして一つの時代を振り返る。
あのとき応援して見ていたわが子とおなじ高校生の子が、成人して社会でいま活躍。柔道で要職につき、社会に貢献していることを知る。別段知り合いでもないのになぜかうれしくなる。こうして生きている中で、望外の感動を受ける愉しさよ。