博物館の車 走らせます。
それはビンテージカーもさることながら、家族の思い出の詰まった感動、でした。
- なかなか良い番組だった。BS TBSの番組です。
- 画面撮影を使わせていただき、ご紹介します。
テレビ番組でさまざまな博物館に飾られた超ビンテージ車をレストアしてなんとか走らせる!!というレア極まりない特別番組。いゃ特殊技能番組です。もはや藝術作品の域。
群馬県の博物館『伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館』館長の横田正弘氏と共に、ぐっさんらMC二人が語りながら放映されたテレビ番組の『博物館の車 走らせます』から、この一台を取り上げてみたいと思います。
機械産業では世界のトップだったドイツの🇩🇪メッサーシュミット(日本の富士重工や三菱重工と同じ航空機メーカー)が作った二人乗りの自家用自動車 "KR200" 。これが登場❗️ あまりに珍しく、こんな貴重なクルマは今後なかなか見られないので、テレビ画面から(失敬) 写メ撮影しました。⬇️ドアは横側面が屋根ごとそっくり上に開きます。後ほど開口した写真が出て来ます。
出所 : BS TBS 放映から画像を拝借してます。
このお車は最愛のご主人を亡くされた広島のNさま(69才)が、亡き "旦那様の遺言" に従って博物館に寄贈されたという、貴重な人生を賭けた大切な思い出のクルマ、なんだそうです。
30年以上憧れたが、海外の愛好家は手放さず、入手することがものすごく困難なものだったそうです。 ありがたさ、言葉を超えてます。
そしてクルマの後部を見ると、まさに漫画に出てきそうな人の顔…、実に愛嬌があります。
☝️後部からのビュー。遊園地の乗り物のよう。
☝️Credit : Sadahiko Asai Data Bank
restoreの作業が非常に難儀。困難を極めて大変。点火プラグやらガソリンの供給部品やらを専門家が考えに考えて、そしてついには他に手がないから手作りで再現、自ら部品を製造。なんとかエンジンがかかるまでに整備ができた。そこはハイライトで簡単にサマられてますが、それは苦難だったことでしょう。
最近、なにやら涙脆くなったか…。テレビのドラマやドキュメンタリーに感動することしきり。人にドラマあり。
私の父と母にも平凡な高度成長時代を生きた一所懸命な働き手としての長い人生、そして若い頃の青春があったはず。そんなことが番組やビンテージ車とは無関係なんだけど、何か自分の心に浮き立ってくる。
👆のダイハツ・ミゼットなんかはメッサーシュミットを見てデザインしているのでは…余談です。
コロナ禍の中、相続した奥様とは広島←→群馬リモートで走行場面を対面。クルマが目立ちすぎて恥ずかしく、一度しか乗っていらっしゃらないと言う奥様。
「旦那様の楽しかった顔が思い浮かぶ。」
▶︎横田正弘館長が話されたこと :
「26年間、全ての"寄贈" をお断りしてきた。が、この一台はそれを持ってしても受け入れさせる縁(えにし)を感じた」(意訳) という。故人の遺した言葉が特別に動かした、寄贈を受けさせた、というお話でした。まさに、『博物館の使命』(横田正弘館長) との談話。feel great ‼️
限りある人生を有意義に生きて、何かを世の中に形として残したい。
You Live Only Once. "YOLO"