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成長するコツ Part-II:日本経済の成長力

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クリスマスの聖夜に、とんかつ(ヒレカツ+牡蠣フライ) 御飯をたんまりと食べて、満腹・ご満悦で家路につき、さて二日分溜まった日経新聞を開くと12/24付けこの記事が。

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昔話と現代の彼我の経済の差に思いを馳せる。

blog記事はこちら↓🔗

半導体産業の光と影…エヌビディア、インテル、そしてNEC - Andyの雑記帳blog (andy-e49er) ⁦‪@Accurasal‬⁩

政策研究大学院大学大田学長はじめ、日本総研理事長の翁氏や東大の先生による日本経済の行方のパネル討議を聴いて、Q&Aタイムに意見を求めた際の御三方の反応サマリーを個人プログに書きました。↓↓

聴きながらの書き下ろしメモに過ぎませんから断片的で偏っていること、ご承知ください。

Merry Christmas ! December 25,2023. 14:40〜
今からこれを拝聴▼聴きながらテキストでここまで打ち込んでおいたものを整理して掲載。

GRIPSフォーラム

政策研究大学院大学(GRIPS)

オンライン(Zoom Webinar)にて開催

演題:日本経済の成長力
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日時:2023年12月25日(月)16:40~18:10

( 開場16:30)(日本時間)

場所:オンライン開催 (Zoom Webinar)

講演者:

翁百合氏(株式会社日本総合研究所 理事長)

柳川 範之氏 (東京大学経済学研究科 教授)

大田 弘子 (政策研究大学院大学 学長)

言語:日本語(英語同時通訳付き)

大田学長のモデレーションによる対談要旨】

・『失敗を許容する企業文化』▶︎弱い体質
・経営トップ自ら人事制度を変える必要大
イノベーションに積極的な外資が参入し、消極的な企業が市場から退出する新陳代謝がもっと必要
▶︎企業再生、イコール従業員のリストラで✖️受け入れられない状況 → 雇用を守るために会社を潰してはいけないというマインドになっていた。

しかし今は雇用情勢が変わり会社が市場退出しても雇用は人手不足で転職可能になってきた。

財政出動補助金よりも、民間の活力で日本企業は「まずやってみよう」が不得意。

これに対してどうすればよい?
▶︎大企業と並行してスタートアップを増やして行くことで、失敗を許容する社会構造へ変わっていく。

▶︎失敗の評価をしっかりやるべき

▶︎うまくいかない場合、規制や制度を変えることも必要→失敗を叩くのでなく分析して評価すること。

▶︎スタートアップによい人材を増やせ。例えば大企業からスタートアップへ人材を出す等…

議論は特にユニークなものではなく当たり前に聞こえる。

総じて聴いてると議論はユニークなものでなく実に当たり前。以降割愛。
↓↓
✖️ 要は処方箋は明確だが、(大手をはじめとして企業側、人事の)実行が伴わないのが日本経済の弱点ではないかと。ていると個人的にはそう聴こえるし思える。
「40才定年制」→ 一度転職して、リスキリングからのセカンドキャリアで、75才まで働ける社会を作れ、の主張あり。

だが、ジョブ型での必要スキルが不透明でリスキリングの何を?が不明。何を学べばどこの何が出来るのか?人事制度の中で定義の明確性がないぞ!というご指摘。

また政府の補助金が企業向けだけで個人向けがないことの鋭い指摘も出た。
聴きながらテキストでここまで打ち込んできたが、詳細内容は割愛。

(まとめ)

米国で勤務した経験やベンチャー、スタートアップと協業した経験からまとめると、

停滞しているこのニッポンは、とっくに分かっているけどその処方箋の具体的な提供のデザインや、社会のシステムそれ自体が欠如、と思えました。

( Q & A )

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議論を聞いていて、『日本経済の弱点は、社会全体が「 変革することが苦手」「反対勢力の声も強い」ということ』 が浮き彫りとなりました。 有識者の先生がたが政策提言しても通りにくい構造なんだと感じま した。こうなると政権政党の中に、" 破壊的イノベーション志向の政策提言" を興してもらい、 国会での議員立法までに漕ぎつけることが必要かつ重要と思います 。いかがでしょう。(本ブログ筆者から質問提出)
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パネリスト各位による最終コメント前の最後のQ&Aにこの上にあるコメントを付けて司会者から発信をいただいた、 その結果を記しておく(※以下のテキスト表現は各識者の先生方によるコメント内容の趣意・サマリーであって、そのご発言内容を忠実に再現はしていません)

翁:(同意)変革が下手なのが日本。だがコロナでは変わった。 もう少し危機感をもって。総理が… 国民に語り掛けるなどのリーダーシップに期待

柳川:(同意)日本社会は不思議。 状況が変わるとガラガラと大きく変わる。何か「 スイッチが入ると大きく変わる」のが日本社会の構造。 焼野原になる前に、早めに移っていく、 変わることが社会科学者としての重要な使命だと認識

太田:処方箋をかけないわけではない。どう実行するかの問題。 危機感を共有できないままズルズルここまで来た。 総理が遠くを見据えた「メッセージを出すこと」 岸田総理は長期視点が得意な方。来年はぜひ『メッセージ』 を出してけん引してほしい。

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(出所 : 日本経済新聞、X 2023/12/26)

☝️円安だからと言い訳せず。イタリアより下がり方が急だし。停滞し続けるこの日本経済と産業を活性化して、生産性を上げ賃金を上げ、もって生活レベルを上げる。
安穏としている場合ではない。政治の停滞はもっとも激しい。先が見えない世界情勢だけれど、夢を抱ける社会に。現状を打破し、規制改革する。失敗を恐れず起業。既存企業はイノベーション。スタートアップやチャレンジを是とする前向きな元気あふれる社会を自分たちが作らないで一体どうするんだ❗️と言っておく。