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「22世紀の民主主義」(夏休みの宿題その2)

夏休みの大人の宿題、その2(書き下ろし)

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「22世紀の民主主義…選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」成田悠輔(SB新書) 読む。一体どんな本か。冒頭に、

A. はじめに断言したいこと、

B. 要約…→論文のabstract同様に、などから書き始め、さてなにが論じられるのやら。

(小学生の頃は、コナン・ドイルモーリス・ルブラン。たぶん中学くらいだろうか、昔たくさん読んだエラリー・クイーンとか、読んでないディクスン・カー、あるいは一時期ハマってたクライブ・カッスラーや、WW II時代のドイツ関係のスパイアクションもの、など。日本では好きな作家は松本清張一推し。一時期は星新一とか、青が散るとか…乱読。三島由紀夫、難解すぎる。ハヤカワ系英米作家のサスペンスや推理もの、SFなどに懐古趣味を覚えるのだが。なぜか手にしたのはこっち、新刊書だ)どうも歳をとると政治経済とか社会のリアルな書き物に手が出てしまう。w

コメント欄に掲載するサマリーのWebサイト、読んでから速読するとするか。…としたがその後 (ワケありで、まったく読めていないのだが)
例えば、

  • 国会議員の選挙権はなぜ一人一票なのか?
  • なぜ投票は選挙区という地域割なのか?年代別の候補者を選ぶとかにしたらどうなのか。
  • なぜ経営者は経営成績により結果評価されるのに、政治家はそうではないのか(むろん選挙で落ちるなどは結果よ評価と言える部分もあるかもだが…)などなど…

(決して良い意味で使っていない) 既成概念から外れた新しい考え方が新鮮だ。

この本にはさまざま、斬新でユニークなアイデアがいっぱい詰まっている。面白い。

返却期限までに全部を読み終えられないので、キーワードだけ列挙してみる。

⏬ 順不同、太字は著者原文のハイライトされたゴシック体のままにした。

  • ウェブ直接民主主義
  • 無意識データ民主主義
    現状と対比した無意識データ民主主義は、民意を読みながら政策パッケージをまとめ上げる前の段階をもっとはっきり可視化し、明示化し、ルール化する試みだとも言える。」「そして、ソフトウェアやアルゴリズムに体を委ねることで、パッケージ化しすぎずに無数の争点にそのまま対峙する試みとも言える。その副産物として、政党や政治家といった20世紀臭い中間団体を削減できる。」(第4章構想)から抜粋。
  • アルゴリズムで民主主義を自動化する
  • エビデンスに基づく価値判断、エビデンスに基づく政策立案
  • 万華鏡としての民意
  • 「今世紀に入ってからの20年強の経済を見ると、民主主義的な国ほど、経済成長が低迷し続けている。」
  • 「選挙を意図的に軽視する無意識民主主義なら、当事者たる少数の枯れかけた声、悲壮な表情を吸い上げることができるかもしれない。」

「ウェブ直接民主主義のこの困難を乗り越えるのが、無意識データ民主主義である。無意識データ民主主義は、投票(だけ)に依存せず、自動化・無意識化されている。その結果、多数のイシュー・論点に同時並行対処できる。意識的な投票・選挙が作り出す同調やハック、分断も緩和することができる。

"こと" はわれわれ自身の命、家族の安全、国家の安全保障、国の存続、そして地球環境🌏のレベルの巨大な課題につながっていくのだから…決して他人事ではないのだ。

そこでふと繋がって思ったのだが、各国から(人数が多すぎてコストパフォーマンスが上がらない古い体質のまま既得権に座り続ける金食い虫的存在の)国会議員という政治家や政府の代表からに限らない、何か異なる異次元のメンバー選考の仕組みを考察し新たに生み出したら、どうだ。そして(あくまでもここでの便宜的仮称)世界政府の委員を出す。そこで彼らは地球環境と人類の未来を、安全安定のための方策を国を超えて地球環境レベルで話し合う、提言する、解決へのアイデアを出し合う。問題はそれをSNSを使い世界中にフラットに知らせて、各国地域に持ち帰る。各国政府は運営をしていく。あるいはその世界委員会の提言と照らし合わせて国会議員を選ぶ(落とす)。そんなメカニズムの機構(委員会形式になってしまうだろうか)、そしてそこにこそこの本の提唱するエッセンスを、その選定のためのアルゴリズム」設計を、作れたらなと思った。飛躍があり荒唐無稽だけれど、何か今を変えなければ、わたしたちの地球は🌏滅びていくのではなかろうかと(恐怖)