"ズームバック✖️オチアイ" 「過去を『巨視』して未来を考える」(落合陽一) NHK「ズームバック✖️オチアイ」制作班 2022/1/15 第1刷
最近の読書方法。読み始める時には必ずしも本の最初から読んでいない。「おわりに」から読む、あるいは途中をパッと開き、アットランダムに拾い読みする。今日も拾い読みをしてみた。なかなか惹きつける内容だとすぐに分かる。この一冊はかなり価値が高そうだ。
- 第一部「半歩先の未来」を考える
- 第二部「大回復」への道(社会編)
- 第三部「大回復」への道(カルチャー編)
引用しながら、一例を挙げてみよう。
第一部の第一章はニューエコロジー。消えたバイソン、ベスト禍から見えてくる新しい「自然との関係」…これは2020年6月18日初回放送の分になっている。
◉自然が人類を脅かす。過去にズームバックして考える最初のテーマは「エコロジー」。そのヒントになる数字が「96対4」。
- この数字は、陸上の哺乳類の全体重を足した場合、実に96%が人間と家畜で、野生動物はわずか4%しかいないことを示している。
…と言う具合に、落合陽一を編集長としてNHKが膨大なアーカイブから構成した知的検討の放送が始まったもののようだ。
この先この本を読み解くのが楽しみだ。
▼ところで、
2022/4/25 午後2時ウェビナーで登壇した落合陽一氏の話を拝聴…聴く価値が大きい…
イベント「10年後の未来に向けた情報技術への期待~次世代のトリックスターを探して~」|未来社会創造…
https://www.jst.go.jp/mirai/jp/program/next-info/event-220425.html
彼は天才とも称されるが、有名だったのは彼のお父さん。あの国際政治領域からは全く畑の違いかけ離れたデジタル世代の『trickster』トリックスターである…政府委員をやったり、大学で教え、そしてまた研究者。はたまた新進気鋭のデジタルアート作家だったりもしてカメラ撮影の作品を世に出す、という…。そんな八面六臂の大活躍だが、いったい彼はいつ世に出てきたのか。1人、頭三つくらい頭抜けてる。話がぶっ飛んでるものの妙に惹きつけるものを感じる。私から言わせてもらえるなら、現代に生きる “デジタル哲学仙人” だから話が多岐に跨りすぎて、凡人には理解が追いつかないような話もある。まぁその意気や良し、笑笑…。