日本経済新聞5月2日一面トップ「低学歴国」ニッポン 博士減、研究衰退30年 : の記事が出た。本記事曰く、大学院教育を通じた人材の高度化に経済界が期待を寄せ始めたが、世界はとっくに博士が産業革新を牽引する時代に移っていること。日本は百万人当り博士号取得者数で米英独韓4ケ国を大きく下回る。
— Andy S. の雑記帳 (andy-e49er) (@Accurasal) 2022年5月2日
「今は存在しない仮説を立て、検証して一般的通用性を証明する。米国で Ph. D を取るまでの知的訓練は破壊的イノベーションそのもの」(富山和彦氏・経営共創基盤グループ会長)
— Andy S. の雑記帳 (andy-e49er) (@Accurasal) 2022年5月2日
米国では革新的なベンチャーを政府が支援するSBIR制度で、対象企業の代表者の74%が博士号を持つのだとか。この遅れ残念だ。
結論から言おう。
#人材 #雇用慣行 #学歴偏重
#ジョブ型採用 #働き方改革 全てはつながっていて全体を変えなければ、成長は覚束ない。
➡️ 博士号の取得者数の各国比較や減少はそうなんだろう。
- それもそうだが、そもそも日本の企業は概ね今でも、高校・高専・大学・大学院の、いわゆる「新卒者」を学校卒業に合わせ一斉に募集し、春4月一括雇用する…という旧来型雇用慣行がなお多く続いている。
- 硬直化したこのやり方で今後・将来、世界で残っていけるか⁉️、冷静に考えれば、答えは明白な気がする。
いわゆる ジョブ型で、事業や事業戦略に伴った必要とされるスペックの人材を、必要な時に、必要なだけ、調達(人材雇用)する方が、理にかなっていると思う。人事部門はそんなことに以前からちゃんと気がついているはずだ。
日本の競争力が「失われた30年」などと議論されていること自体が悲しい。
既に薄々気がついていることに思い切って舵を切れない…のは、大手は横並び意識。他社はどうしているかをまず見る、など。経営者が自ら新しいことへ舵を切るリスクをとれず、横並び意識から脱却できていないなど、なのではないか。
人材の件も含め世界レベルの成長戦略になっていないのではなかろうか…という懸念だ。
早く日本だけがおかしいやり方なんだと気づいて世界標準に合わせていくこと、改革実行を望みたい。