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🇸🇪 モナ 聖なる感染 から 駄作 へ

‪‪2013/9 スウェーデン🇸🇪刊行のDan T. Sehlberg 著「モナ 聖なる感染」読了。原作は、"MONA". ハリウッド映画化決定の秀作。

(日本版表示 : ダン・T・セールズベリ)

⚫︎イスラエルイスラム原理主義テロリストの戦い。イスラエルの金融システムを狂わせるコンピュータVirusが、ある理由によりスウェーデンのコンピュータ技術者の妻、つまりヒトに感染する。この点はややSFチックスリラーテイストである。

⚫︎そのスウェーデンIT技術者(大学教授)が感染した愛する妻を救う。その目的のため、ある経緯から心ならずも、イスラエル諜報機関モサドに操られて、敵のアジトがあるパレスチナガザ地区に潜入する…と言う…あれよあれよの展開です。意図しない「瓢箪から駒」的スピーディな筋書き展開はよく作られている。もしかすると、初めから映画化を意識していたと思える。で、途中で読むのをストップ出来ない。残念ながら嫌な役回りでFBIも登場。ここらにスウェーデン作家としての立場が垣間見えるのか。

⚫︎んで、何が問題かと言うとですね…👉 最後の部分で、"NColV"(“新型コロナウィルス”)のことがほんの少しだが書かれていて、実にギョッとした。‬(但し筋書きの本論とは無関係ですが)

スパイ小説 かつ Virus感染症が世界に拡散して、社会システムが大混乱するという仕立てだが、まさに現下の世界の新型コロナウィルス蔓延危機を予言したかのような一冊になってしまっている。

⚫︎小説のシーン描写は簡潔に区切られているのが特徴的。まさに映画仕立て。短く場面が切り替わる、ものがたりの区切りの構造は、全て舞台となる国と地域名に仕立てられている。これは一時期、超流行った米国アクションものを彷彿とさせる。ちなみに世界の社会システム大混乱の成り行きそれ自体は、本書では深くは描写されていないことを付記しておく。本論には関係しないから余分なところは省いた。

◉これには続編があり、近々借り換えて読むつもり。その時、図書館が閉鎖されていないことだけを祈っている。

👉(2020/3/9 Twitter から転載)🔻

‪ダン・T・セールズベリの続作である(上記の続編になっているという)『シノン 覚醒の悪魔』。今日木曜の仕事帰りにサッと借り換え。外に出歩けない分、今はどしどし読書していきます…(o^^o); ‬

👉これら2冊に続いては、あれこれ手にとって複数候補から吟味した結果、早川書房 Jesse Kellerman著の POTBOILER 日本題名 「駄作」に決定しました。昨夜から読み始めています。今度のは登場人物がたったの五人❗️と言う、単純さ。小説家が主人公のスリラーみたいだが、割と描写は思索的なので、ちょっと文学小説に近い。ひとつの章立てが短く、なんだかすごく読みやすい本です。これは予期していませんでした。単に題目とあらすじサマリに惹かれて借りてみたが、これはなかなかの秀作、かもしれない。この先行きが楽しみだ。表現も主人公の心理描写が主体で多くを占めており、なんとも読みやすい。出会いというものは実にわからないものだ。「駄作」とは皮肉だ。

💮息抜き👇Instagramから👇‬
‪Reuters Photo news 世相反映するワンショット👉社会正義?か、humorやjokeか… #マスク #ハチ公 #humor ‬
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