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偉人の条件

『こういった建設事業は、医師の仕事ではないかもしれないけど、これは平和運動ではなく医療の延長だと思ってやってきた』…中村哲医師

医師なのに、医療よりもまず綺麗な水。

👉このような寛大かつ稀有にして、大きな目標のためには目的(手段、手法)すら譲る確固たる力ある意思は、いったいこの人のどこから現れるのだろうか?

生まれて以降の育ち方からか、親に教えられたことからか、若い頃の学びの中からか、はたまた医師としての自身の修行の中から自然と発出したか。

 ひとつだけ私に想像がつくこと。

 おそらくは、ご本人も意識してはいない動機づけ。「何かになろう」とせず、『何かを成し遂げよう』と言う気持ち。それがこの人には元から備わっていたに違いない。

会社での肩書を伴う世間一般の出世とか、事業の成功による功なり名を遂げるでもない。そう言う具合に「尊敬される人になりたい」と思って何かをやってはいない。

形ある現実社会の何かと誰かのために「これをやらなければいけない」、と思って行動しているうちにこうなった、と言うのが真実ではなかろうか。

思うに、政治や行政、教育も公共もそれらの全てがむろん大事だけれど、日本から遠いところで国際貢献を1人でもやり遂げる人は、誰もが己の名前よりもまずは他人への貢献、と言う心根だろう。

偉人の称号にふさわしい方である。
心から合掌。


中村哲医師 享年73歳
ペシャワール会
🔻

 普通は、目的(実現したい夢とか)があって、そのための目標、一里塚を設定するのが定石だと思っていた。例えば医師になる為(目的)に、医師国家試験に多く受かる大学の医学部を目指す(目標)とか、である。
 ところが偉人というものは、目標(人類の健康と幸福のためには綺麗な水)が先にありきで、その国に長く居続けて井戸を掘る目的(手段と手法)のために自己の全てを投下する。
凡人には決して出来ない偉業である。


2019/12/21 (日) 母の介護病院🏥

3回目のクリスマス🎄会の帰路、港区赤坂図書館にて、Facebook投稿からの編著として