上の写真は無関係だけど。今夜テレ朝のミージックステーション2022年間パフォーマンストップ50? でアーティストたちの歌を聴いていて。半分くらいしかfamiliar withではないことに少し残念な気がした。歳をとることはそういうこと
「Z世代」という幻想と希望、という一文を読んだ。世代論は科学的理論ではなかろう。しかし、"マーケティングや人事に大きく影響" (日本経済新聞)と言う知識とか概念などらしい。
様々な世代論が語られてきたが、どうもZ世代だけは過去にない特別感をまとっているように見える。(中村直文氏)
そう筆者 (中村直文氏) は描いている。企業の第一線を退いた自分には周りにその世代を見ないこともあって全く実感はわかない。文は続く。
「環境や人に優しい社会を作るための価値観としてとらえることが重要だ」
・Z世代: 1996 〜 2014年に生まれた人々。
以下、本文から引用し、書き出してみる。
▶︎ マーケティング論としてZ世代戦略が叫ばれるが、実はもっともマーケティング効果の薄い世代だと言える。なぜなら圧倒的に人口が少ないからだ。20〜24歳までの人口を見ると約624万人。30代前半と比べても3%弱少なく、40代前半と比べると21%程度も少ない。しかもコストパフォーマンス志向は強いうえに、多様化が進んでいる。
Z世代マーケティングの経済効果は、もてはやされる割に期待値が低いのが実情だ。
とりわけ日本のZ世代論は皮相的と言える。
例えば米国。
若者文化に詳しいニッセイ基礎研究所生活研究部の広瀬涼研究員はこう話す。
「米国では2020年の大統領選で人気アーティストのビリー・アイリッシュなどの著名人が『自分たちが投票しない限り、国家は変わらない』などと同世代に呼びかけたのがきっかけでZ世代が注目を集めた。政治や権利主張の文脈としての位置づけが強かった」
(引用・抜粋以上)
社会文化論である。世代(年齢層)の違いからの特徴による分析的な分類は、マーケティングや人事管理ではそれなりの意味があるのだろう。
【世代の名称】
私はこの視点にこれまでほとんど興味がなく、しかも定義に無頓着だった。今回改めて定義を整理してみた。また世代論には科学的な裏付けはあるのか⁉️
◉米国基準
- Z世代: 1996 〜 2014年に生まれた人々
- ミレニアル(Y)世代: 1977〜95年の生まれ
- X世代: 60 〜 76年の生まれ
- ベビーブーマー世代: 45年〜 64年の生まれ
◉日本基準
(出典 : 中村直文「Z世代」という幻想と希望、から @日本経済新聞2023/1/8 (日) 12面 The STYLE / Culture )
➡️ ちなみに上の基準に当てはめると、私は『しらけ世代』に当たる⁉️らしいことになるが、全くそんな風な人間ではない、そう強く自分を思うのでこの分類自体の信頼性はゼロだ!とここで言っておく。
『ゆとり世代』と称される若者だって、例えば37才の人は心持ちにゆとりがある性質や性格の人もいれば、全くそうではない人もいる。ならば全員に平均的に当てはまるとも思えない。
ストレートに言ってしまうと、便宜的なマーケティング戦略のため世代特徴の『 十把一絡げ 』整理ではないか。ちょっと乱暴な分類のように思うのだが、どうだろうか⁉️
※ じっぱひとからげ (本来なら10の束に束ねるべきものを、一つに束ねることから) 区別することなく同じ扱いにすることをいい、数は多くても価値に乏しいことにたとえる。
個性だとか多様性だとか、女性の活躍とかさまざまなことをワイワイガヤガヤ議論している割に、ちょっと没個性の象徴 (??!) のような、ステレオタイプ的に思える世代論。私にはまったく無意味なことに思えるのだが。
◉しかしまぁ必要な方には下にあるような社会文化人類学?的なアプローチや分析評価などは労務管理面など一定の役に立つ、ということなのだろう。🔗リンク
https://twitter.com/nikkeibusiness/status/1612713493475782657?s=10&t=GzHmSqaNMn-KWrr7nF95iQ
『「若手が辞めない」施策とは? Z世代のやる気を引き出す4社』日経ビジネス
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