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スーパーマーケット競争 (厳しい「商い」環境)

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近所にスーパーマーケットやコンビニエンスストア、そして専門店が、同業であってもかなりの数、まとまって集積している、商業地と住宅地が大きいある町の話しです。

ここは大手チェーン・スーパー (知っている) だけでも四系列以上ある。そのうちの一つが『ライフ』です。ここはそれがざっと数Km圏内に複数店舗あるのです。

わが家の買い物は別の大手マーチャンダイザー系チェーンスーパー(食品売り場)。そこと比べても、このライフの品揃えに見られる 商品戦略 は最近特に際立っている。

西へ延びる首都圏幹線道のそば、旧・住宅展示場の広い土地から鞍替えした新規建設。いつ頃か知らぬがオープンになった方の新しい大型ライフ店に 4,5ヶ月前だったか、ふらっと行ってみた。

ここには手軽に選べるお惣菜と弁当類が多種類。その豊富さに目を見張った。陳列もどちらかと言えば派手め。いやでも目に付く。買いたくなる見せ方だろう。

これと併せて2階のイートインスペースが驚くほど広い。しかも椅子や壁などきれいなデザイン。全体レイアウトも良かったので目立つ。しかもその場所から階下の売り場が一望できる。ちょっと贅沢な作り。家族で買い物に来て、そのまま食事もするスタイルへ誘うデザインだ。

『豊かさ、居心地の良さ』を追求していることが明らか。しかもユーザーに認知されやすい作り。駐車場も建屋内に完備しており、長時間滞在可能と工夫のあとが感じられるのだ。

➡️ この恵比寿に新たにオープンした店。インタビューを受けた1人の女性が「デパートっぽい」と評していた。デパ地下のコンセプトに近いが、店は多店舗が出店する集積型なのだ。

✳️ その方向性とうちの近所の店の雰囲気とを見比べてみる。恵比寿の方が間違いなく富裕層だろうし、お一人様世帯や2人世帯が6割以上とのこと。

  • 更に格段なる店舗戦略の深化により、徹底した商品と店種類の差別化を進めて、顧客獲得志向をぐんと強めているように思える。
  • 地域密着型などもはや当然。同じ系列でも店のニュアンスが明らかに異なる。(庶民向け、家族向け、富裕層ターゲット…)

➡️ 安売り王的なあのドンキ◯◯◯や、すでに複数ショップが競合している便利さと安さで超人気の『100円ショップ』もこぞって食品分野に進出している

消費者向けの買い回り品・食品売り市場は、明らかに店舗過剰の常態に思える。極端に言えば、この分野は(この町では特に)競争がどんどん先鋭化している真っ最中なのではないかと見える。

➡️ こうなってくると買い手は「買い」の選択肢が増え、品揃えはもちろん、値段とサービス両方でかなり有利になる。その一方で、

➡️ 店舗運営側は店の開店時間の工夫から、仕入れ・セール品、広告宣伝、在庫回転率の向上 (目標管理) など、大変な事業改善や目標管理(の入替えなど)の連続だろう。POSによる売れ筋分析と在庫管理などはもはや当たり前すぎる古くて伝統的なデータ戦略。

上層部・本部が経営判断と商品陳列の変更管理などをしながら、本部指示が降りれば、店を動かす従業員たちは毎日相当な努力をしているものと思う。これは厳しい。

💮 今後は既に知られている "lifestyleに合わせる" やり方だけでは足りない。

もっと提案型、いわば未来志向かもしれない。客層自体がまだ気付いていない "次の流行り" や社会と消費のトレンドを上手に消費者層に提案する。そうして実際、世の中と消費傾向を引っ張るのだ。

そのための経営マネジメント層の機転・アイデア。事業運営でのリーダーシップがこの世界に新たな競争格差や淘汰を生み出すのではないか、と思っている。

DX やデータ分析、そのためのデータアナリストの採用など当たり前の時代がやって来た。そうなるとまさに雇用も職種の重みすらも変わってくる。人材育成や労務管理方法も当然にどんどんと進化していかねばならない。優秀な人を雇う、確保するには、他社と差別化した人材政策も必要になる。これはどの業界でも同じ普遍性だろう。

消費(生活)はその地域ごとに住む民衆の構成、世代、世帯の大きさ、収入レベルなどで変わる。嗜好も思考も志向も!みな全て一人ひとり異なる ので、まさに「個に合わせたきめ細かいマーケティング」で売りを、仕入れを、科学することがますます重要になるのだろう。

【共同仕入れ】共同仕入機構などを通して行われることが一般的。

  • 複数の小売店などが仕入れにおける規模のメリットを享受するために共同して行う仕入れのこと。メリットとしては数量割引の適用、低価格の仕入れ、物流費用が圧縮できることなどが挙げられる。
  • 半面、会員店舗の個性に対応できなかったり、即応性・機敏性がなくなるデメリットもある。(出所:日経クロストレンド)

 

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