2020年は新型コロナの世界的感染とともに新たな覇権国対決の時代の始まりとして歴史の教科書に載るかもしれない。
覇権国対決は、感染症対応を含み、経済・貿易・知財・技術覇権の広範囲に及ぶ。
総力対決時代の始まりとして歴史の教科書に載るかもしれない。#米中対決
COVID19問題で更に先鋭化する米国による対中対決姿勢。この新常態は、半年後の米国大統領選挙で政権交代をしない限り良化しない。新たな対決構造へと深化されてしまうことが大きく懸念される。
米ソ対決の、あの冷戦時代よりも一層複雑な国際関係になることが懸念される。あからさまな軍事対決ではない、多面的・多層・広範囲に及ぶテクノロジー戦争は企業を巻き込んだ総力戦の様相を呈するかもしれない。世界は対決する2勢力と、静観する国々とに分断される。英国は明らかに後退し、EUは内部に問題を抱え込み過ぎた。この影響は世界経済には甚大なものになるかもしれない。日本は?
以下、安全保障貿易の専門機関であるCISTECの発信している参考情報です。
◉最近の米中関係の緊張状況について(概観)改訂版20.05. 25 (安全保障貿易情報センター)
https://www.cistec.or.jp/ service/uschina/22-20200518. pdf
リアルな戦争と異なるが、貿易制限や敵対国企業への禁輸などの甚大な経済制裁と国家レベルでの政策対決を伴う。既にそれはトランプ政権で始まり、拡大している。
新型コロナウイルス問題は、この先ワクチンや防備アイテムの、物流と知財戦争を巻き込んだサプライチェーンの分断に進む。イデオロギーにより2分割された、膠着した世界を生み、大国の足元を揺らぐ結果になる。
digital技術、AI、IoTなどテクノロジーは知財戦略もろともに世界の覇権国対決構造に否応なく巻き込まれ、現場は営業活動よりも輸出管理や国際物流面のマネジメントなど、サプライチェーン、バリューチェーンの対応にもっと足を取られることだろう。
🔻(これからの世界の見方・米国有識者発信)
https://twitter.com/foreignaffairs/status/1264829416993062912?s=21
@ForeignAffairs から
As U.S.-Chinese confrontation grows, the multilateral system and the norms and institutions underpinning it are beginning to falter, @MrKRudd writes. Could the COVID-19 crisis spell the start of a new era of international dysfunction?
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https://twitter.com/joe_nye/status/1265019083646480391?s=21
@Joe_Nye から
Kevin Rudd is an astute observer. Both China and US have been damaged, but US not beyond recovery if we change administrations in November.