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ビジネスの対外取引と契約、貿易アドバイザーの資質

 ビジネスでの『対外取引とその契約』にはコツがあります。そこで『貿易アドバイザーの資質』‪として自分事として考えて1年前にこのはてなブログに投稿していました。
1年たって今(2021/2/1)、反復・確認しています。

 契約・知財あるいは貿易系のセミナーを時に受講するなどの手法により、知識の復習や新たに入力(input)をすること、これは何より大切と考えています。💮 

 これは私の今の仕事柄、ということもありますが…

👉今日、ある組織(Mipro)の主催する「輸入ビジネスにおける契約の基礎と知的財産権に関わるリスクについて」契約と知財の実務的なセミナーを受講する機会に恵まれました。無料です(笑)🔻

 前に勤務していた大手メーカーでは、職責柄、事業部門の相談にいろいろ多方面で乗っていました。間接スタッフのポジションでも、実際の事業の推進局面、特にそのスタート地点・入口で、間違わないように助言することで会社に(陰ながら)貢献している実感が私としてうれしかった、やり甲斐の日々でした。
 あれから数年経ちました。‪久々の取引法務の勉強です〜何か少しでも新たな気づきや学びがあればいいなぁと思っています。

 私は企業勤務当時にその仕事柄、取引法務の面で、ライン業務の事業部門の人たちに対外取引の仕組みや仕掛け、進め方、特に遵法側面も含めていろいろなことを助言していました。ほとんどの場合の主眼は、事業目的やゴールを考えた場合のリスクを勘案したメリット・デメリットから、リスク回避策、あるべき契約条件、そしてその交渉の実務までです。

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 ここで "ぶっちゃけます" が、これらは現役でBusinessをしている人と日々仕事で対応する企業の専門スタッフ(法務、経理、財務、広報渉外、生産管理、資材調達、品質管理などの職能機能)が世の中でもっとも新鮮で、現実にそこにある、詳しい動きの情報に接しているというものです。特に自社ビジネスの相談分野ではそうです。

つまり実務家は士業に勝る場合が結構あります。
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 しかしながら、その専門スタッフと言えども新たなinputがなければ、outputは減衰していきます。ですから今後も取引法務で契約チェックやアドバイスができる様に意識することの大切さを自分に戒めているところです。

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 ということで…

‪私の目指すアドバイザー像とは?‬🔻

‪例えば契約交渉すべきポイントや背景となる知財知識などをある程度は持っていないと、いけません。

これからの #貿易アドバイザー 相談案件のソフト・ソリューション化や知財絡みのビジネス相談、新しいDX絡みの議論などに対応することが難しくなってくるでしょう。ビジネスの足元は今、テクノロジーの進展が早くて急激、大きく変わりつつあります。

そしてそれらに関わる一定の税務知識も必須です。なぜならば、実際にビジネスを遂行する時には、取引に直接係る税の問題を始めとして、全てが一連で関わってくるからです。🔻

 はっきり言います。

👉貿易(輸出入通関業務)の実務に関わる通関士、あらゆる取引に関係する税理士、契約や知財に関わる弁理士・弁護士(そして行政書士司法書士)と、経営計画や事業にコンサルとしての目線を持つ中小企業診断士
これらはいずれも素晴らしい専門家としての国家資格ではあります。
しかしながら、今やこれら資格のどれか一つの保有だけでは、これからの総合的なビジネスコンサルやそのアドバイスは難しくなってきています。(公認会計士は性格が異なるので、一旦除きました)‬
もちろん、独占業務の縛りには注意がいります。すなわち、弁護士法や税理士法など、法定の独占業務を侵害することは致しません。ここは要注意です。

モノの貿易と伝統的な貿易実務知識やその手続き know-how だけ、法務知財だけ、税務だけで生きられた時代。これは現代のグローバル取引におけるコンサルティングでは既に過去のもの、です。🔻

 ‪これからは特に、新たなテクノロジーやその周辺に勃興する ”ニュービジネス" に対しても、ある程度の予備知識が無いと、新しい事業の相談に的確な対応はできないでしょう。2021年日本政府が突如として言いだした感が否めない ”DX" デジタルトランスフォーメーションもその一つでしょう。
 もともとIT関係ではみなさん周知でしたが、エストニアとかオランダとか、英国と比べて決定的に後手に回ってしまったいまの日本政府としては挽回しなければいけない領域と言えるでしょう。DXを含むデジタル事業でのリスク特に税務の面、この辺などを肝に銘じて、私は「貿易アドバイザー」をやっていきたいと思います。‬
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さて、‪それではアドバイザーとしての適正な資質や持つべき経験として必要なものは、一体どんなことでしょうか?考えてみました。(ここは1年前と変わっていません)
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国際的なBusinessにおける対外取引と契約交渉の深い経験や知見、ならびに現実に海外マーケティングを実行した経験・売り買いの経験、販売代理店の管理経験、あるいはグローバルサプライチェーンの経験、資材調達先など取引相手との交渉やその内部管理までを行った経験があると、現実の困りごとになんらか適応できるような有効な知見を提供できるでしょう。

そしてこれら

対外交渉を自ら行い、ストレス下で大変に苦労した実務経験までをセットで持っていれば、真に、幅と深みのあるコンサルテーションや良いアドバイスが、経験値からもうまく出来るのではないかと思います。

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立派な専門資格を有していても、単に受験エリート的な人や、四角四面の法令や規制などルールの条文や机上の理論に長けている、それだけでは…相談者の(場合により、相談するご本人も、何が本質かと問題点を把握できていない、そのような)意図に沿った、親身な、実のある有益有効なアドバイスは難しいと思います。

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以上は、私の以前勤務した民間企業から、今現在のアドバイザーとしての日々の実体験も交え、ひしひしと感じている所です。
むろん全てが正しいとは思いません。ただ、かなり「言えてる」考え方ではなかろうかと思い披露しました。もしも一部表現に失礼などありましたらどうぞお許しください。

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