47才(+20) のこの日。今このときひとり。
👉トム・クルーズ主演の映画🎬『オブリビオン』を観ていた。途中から🍿スナックを食べ、手ずから作ったカクテル系のお酒を一杯🥃飲み
いい気分で cruising. …少しばかりのホロ酔いが心を潤してきた頃。全体2時間半の筋書きが1時間半弱のところまで来た。あらすじは、
エイリアンの襲撃で地球は壊滅、人類は別の惑星へ移住した近未来。地球を監視するドローンのメンテ役のジャック(Tom Cruse)は、宇宙船が地球に墜落するのを目撃し…。( Netflix. から)
「oblivion」とは、忘却や無視される状態を指す英単語である。 主に、人々の記憶から消え去ることや、存在が認識されなくなることを意味する。 また、文学や哲学の文脈では、永遠の忘却や死後の無意識状態を指すこともある。(スマホ検索結果から)
宇宙戦争が終わった未来。虚構なら受け入れられる。他の映画でもよく出してくるのは文明の象徴、あの🗽自由の女神のかけらや、エンパイアステートビル。その展望台の双眼鏡が伏線として何度も登場する。当然、NYマンハッタン。
破壊されたガイア🌎、わずかに残された場所。そこは小ぶりの山を望め、緑色の木々もある。その地・湖のほとりに、昔からあった古き良き人類と自然を象徴する朽ちかけた小屋がある。開け放った大型の窓から遠くの山並みと森が見える。その湖のほとりにジャックが立つ…真実は。
そのとき、パッグラウンドで落とした針のアナログで静かな前触れの雑音のあと静かに流れれる曲。そして fade-out されて会話へと。
『すべて片付いたら湖畔に家を建てる』と
(各画像はYouTubeのscreenshot撮りました)
Procol Harum
“ A Whiter Shade of Pale “
英語の"詩を詠み" 聴けば、その意味合いはなんとも不思議な現実離れしたストーリーで…この場面で使われる理由は詩の中身とは無関係で曲の美しい旋律と、ジャックが昔好きだと言っていたことからの回想を思わせる演出だろう。
例えば…ビートルズ。あの有名な一曲 : ルーシー・イン・ザ・スカイ ウィズ ダイヤモンド (略すと L. S. D. になる…) 違法drugで ハイになったときのラリった気分でかいたの?か……。
誰にも分かりようもないけれど。
この美しい曲の旋律が、とても心に懐かしいのはなぜなのか。単に名曲だから…だろうか?
例えば SF映画でよく使われるシナリオ、"何らかの理由で、自分という存在の過去の記憶を消されたパターン。けれどその脳と耳にこの音が残像や残音として残っている"
10代の頃、聴いていたことは完全に忘れていたかのように。記憶にないが「知っている」
楽曲リンク🔗→ - YouTube
◎ ユーミン(…当時、荒井由美さん…まだ若かりし結婚前) は、たしか18才くらい。ドイツの🇩🇪バンド、プロコル・ハルムのこの曲にインスパイアされ、"あの名曲" を作ったらしい。旋律が似ていることで納得。ナルホドと合点がいく
いつだったろう。ユーミンのデビュー50周年記念。六本木ヒルズ上層階広い展望フロアで期間開催された、その展示会に行った。そして
ユーミンの展示会での一枚、そのリンク→ Login • Instagram
その時その場所で、このことを知った。
ユーミンの八王子自宅の彼女の部屋から持ってきた『ものたち』が展示されている。文庫本の小説もあった。
その中にあった。古くさく奇妙な挿絵。昔はこれが受けたのだろうか⁈ それがプロコル・ハルムのレコードジャケット (*)。それと小さな説明パネルがあり…
(*) 上に掲げているものとは異なります。ねんのため
♪窓辺に置いた椅子にもたれ
あなたは夕日みてた
投げやりな別れの気配に
夕闇が忍び寄る…どんな運命が…
♪らんぷを灯せば街は沈み
過ぎた日々を彷徨う…
https://www.uta-net.com/song/1260/
(翳りゆく部屋 歌詞 - 歌ネット)荒井由美作詞・作曲
詩が歌詞が耳に残り、私を70年代へ引き戻す。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
(人類愛)この惑星にさまざまな生と愛とがあり、この地球は太古の昔から太陽系中ただ一つの "水の星" 🌏はここまで進んできた。
水のあるところ、塩のあるところ。
生きとし生けるものたちの存在。それらが認識されなくなることとは例えば、忌むべき核兵器や大量破壊兵器による攻撃や、もしかしたら宇宙からやって来る侵略に対し、核攻撃で防衛策をとったその後のこと。
- 廃墟どころか『無』と化した地上である。
- 岩と土だけの荒涼とした大地。
かけがえのないこの Earth その大地を、たった一人の、あるいは一握りの、専制的な独裁者たちの汚れた手にかけて失ってはいけない。
もしも人類が、意に反し核を使って自らの一部を滅ぼしてしまった未来があるとしても、
そのときに生き残った人たちは、必ず希望を捨てずに強く生きていく。この映画のテーマ。
核戦争が起こらずともしかし現実の "地獄" がある、今ここに。
わたくしたちは 2025年、どんな生き方をしていく?。そして、そのことは、未来の人類に何を残すというのだろう。
ところで終わる前に、ひとつ掲載しておく。検索した結果出てきたのはふたつだが。もう一つのネタバレ "note" の方はなんともネガティヴな描き方だから、好きじゃない。
👉私はこの映画オブリビオン🎬は、製作公開当時から時間も経ったこと。それで今では解釈としてこういうことだと理解したい。
それはつまり、
- 今、話題に多くのぼり、未来の脅威や懸念になっているAIの、その先少し未来の話
- シンギュラリティに至ったその後の世界を描いた作品…
結果として、人類の希望と期待に反したdystopiaの未来はこうなっているんだと、そんな悲しい解釈もできる。それは文明への警告。
さてそのネタバレでの良い方とはこちら⤵︎
https://ameblo.jp/fumfumburogu/entry-12862897326.html
【映画「オブリビオン」ネタバレ・あらすじ | 映画ネタバレ感想のブログ】
クレジットには、Based on the graphic novel
Original Story by JOSEPH KOSINSKI
と最後に出てくる。
昔に戻ると、あれはいつのことか。
坂本龍一氏ほか三人のミュージシャンが結成した、YMO : Yellow Magic Orchestra が世に出たあの日々。synthesizer🎹の人工的な響きに、われわれは新たな試みだと賞賛し熱狂した。でもあれはひとがテクノロジーを使い作り上げた。
シンギュラリティ成立後に、もし生成AIという名の『人でない』何かが、電子の力で全てを獲得する能力を得て、うたを作ったとしても、それは違う、と思いたい。賛辞を送る立場、反対するアンチの立場に人々は分かれるだろう。
シンギュラリティに至ったその後の世界に、人の生と愛とは確かに存在しているだろうか?テクノロジーは人類の手を離れて制御不能に拡張を繰り返して、神のような不遜な存在に化けてはいまいか。そのときプロコル・ハルムや荒井由美の共鳴や共感はあるだろうか。力による平和の維持があるとして、世界はこの惑星でどういう形になっているのか。私はそれをみてみたい。