ときおり人生ジャーナル by あきしお ⁦‪@accurasal‬⁩

内外について個人の思いを綴る雑記帳です|andy-e49er | Twitter@Accurasal

あなたの労働時間は長いか短いか

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法定労働時間、労働基準法の話

いきなり極論・暴論気味は恐縮

以前日本の会社の中は、社会主義だったような気がしていた(あくまでも過去形…)。問題の本質は、拘束時間が長いこと。平日五日間の一日24時間のうち、半分以上が仕事と移動だった。

(注 : 1980年からの約35年ほどの期間においての話)

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出所 : 日本経済新聞 2024年6月23日

1日8時間労働、長いか短いか 77年間変わらぬルール (井田正利)

  • 「法定労働時間が1日8時間でいいのか、改めて検討する必要があるのではないか」。4月に厚生労働省が開いた「労働基準関係法制研究会」で、有識者からこんな意見が出た。

  • 法定労働時間とは労働基準法が定める「1日8時間・週40時間」という労働時間の上限を指す。それぞれの企業は所定労働時間を就業規則で決める際には、法定労働時間以内に収めないといけない。

「77年間変わらぬ」とはいかがなものか。

今、2024年。あなたはどんな働き方ですか。

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(日本の建設業界は生産性は高いのではないか?)

 現役時代、20日程度勤務、昼休み1時間を挟んだ8時間 x 5日。実際は拘束は10時間を超え、通勤往復も含めば12〜14時間は “会社にいる形” だったこと。間違いない。今では我がことなのに信じられない気がするが…。
 比較して「今」は月15日(週に4日〜3日の勤務)、しかも日に7時間勤務。残業ゼロ。

  • (年齢的な要素を考慮に入れても) 体も脳も疲れ方と余裕度が全く違う。

👉時間的な拘束が長い要因の一つ

  • 『会議』という名の "打合せ" の存在が決定的に大きい。
  • 長い、というか、時間的なこともさることながら内容に無駄があった (※過去形) のではなかろうか。
  • 無駄という意味をもう少し正確に訂正しておきたい。無駄というよりは、むしろ働くときの "哲学" とか、"意識としての働き方" やそこに現れる "会社への忠誠心" スタンス。つまりは組織のあり方を思う際の考え方。
  • 正しいと信じる主義 (働くときの哲学) や立場の違い。(※)もちろんいつもどの会議もそうだったとは言わない。

 ただ、それも私の会社勤めの後期 (2013〜2016年度辺り) の頃、ずいぶん仕組みや意識改革、その延長での明確なる残業規制 (残業させない、しないの積極的な上から下への働きかけ) が明らかな形で職場で強化された。そして目に見えて変わってきた…けれど…。

そもそも昔(80,90年代)は全員集まって情報共有を聞くだけの集合性ミーティングなどもあった。前向きな議論をするためではなく、会社や組織の向かう先を知らしめ、社員を同じ方に向かせるため、その周知徹底のためだ。意識合わせが目的なのだ。悪く言えば洗脳…

  • 決定的な違い、それは米国の働き方と比較して大変よくわかる。経験を振り返ると、

 1️⃣ 一度目は87〜92年、カリフォルニア州北部の半導体一貫生産工場。生産のための調達計画とグローバルサプライチェーン管理に従事した仕事のとき。工場全体は数百人規模、計画部所属。

このとき組織の会議なんかは何もなかった。職場内の打合せは2人ないしは3人だからごく短い。そもそも全体としては仕事時間を持て余し気味だった記憶すらある。理由はあって、これは日々の生産オペレーションがとてもうまく回っていたことの結果であった。だから、

 毎日必ず定時に帰宅していた。💮これは素晴らしいこと。週に1日は、終業後にゴルフの打ちっぱなし練習に出かけるだけのリアルな余裕すらあった。むろん仕事上、ストレス無し…ここは少し記憶の上での悪いことは、忘れたのであろうが。

 2️⃣ 二度目は、人数が10数人しかいないアメリカの出先事務所の管理者として。調達と輸出管理、米国輸出ライセンスや輸出のロジスティックス全体を管掌していた。その東海岸事務所はボストン事務所。西海岸はサンタクララ事務所を含めて全体も統括し、予算策定から実行管理まで全ておこなっていた。

ここで、予算管理や組織管理は東京本社との二人三脚。現業としての購買・輸出供給のバイヤー業務では直属部下がバイヤー3人と、部門全体の秘書一人が直下にいた。

会議というようなものは一切やっていなかった。予算管理はワンマンオペレーション。( "ワンオペ" ) であり、また別の "現業" 仕事は部下それぞれ担当が決まっており、彼らバイヤーに任せてある。

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私の役割といえば、日本側ユーザーとの中継ぎや全体調整など大所高所で済む。たまにバイヤーとふたりペアで取引先に出向く。あるいは日本からの出張者(ほとんどが事業部長か最低でも部課長クラス、たまに役員対応も) 調達関係のサーベイ、リアルな契約交渉や調達物品の生産と出荷の進捗確認目的で相手先へ出向くなど、おおむね全てが管理系主体。

そこで日常・普段のルーティンは個人デスクワークがほとんど。仕事は外部からも内部からも何も邪魔が入らず『はかどった』。全てにおいてマイペースだった。小規模組織の強みそのものだ。

このとき日本との連絡は東海岸と日本との時差のせいで、東海岸では日本の定刻が夜になる。ボストン時間は五時や六時以降の短い1時間程度の中で処理される。だから他の日中時間に中断されることは皆無だ。🇺🇸🗽🍔

✳️特筆すべきは、アメリカ人上司 (VP) のプラクティス。20才ほど年齢が上のベテラン。彼は実質的なこの職場組織を作り上げた創業者。

彼が必要なとき、ときおり私を呼ぶ。これは文字通りに直接に声をかけてくる。彼のオフィスへ出向く。彼の机の前に座り、二人だけで会話する。ほんの10分程度 face to face 一対一の形で、彼の指示を受けるだけ。そんな簡潔さ。最初は驚いた。しかし慣れたし、やり方は理にかなっておりすぐに理解。まさに合理的なやり方である。日本と比べてこれは素晴らしい、イイと思った。なんといっても仕事に集中できた。

  • これがごく普通。アメリカでは個人個人が独立して、判断して仕事している。必要な時だけ上司の指示を仰ぐ程度で、それも短いやりとり。
  • 組織内でも基本他人の仕事のことは関知せず、感知もしない、知らない。余計なことは知る必要がないというコンセプトである。これはマネジメントの方向性として、組織の中の別人・別ラインの業務は当人には全く影響しないからでもある。つまり、チームワークだはないのだ。

これに比べると、

  • 日本の仕事の生産性は以上との比較の狭い視野で断じておくと、明らかに低い。その理由はこうだ。

目的外のこと、組織の共通認識をシェアし、そうやって均一な平均的従業員による金太郎飴的な組織を構築する。

そんなこんなを日米で身をもって体験してきた。日本25年以上、米国11年の割合で。

1日8時間勤務 (=労働) は長く、そして時間的拘束の長さに加え、時間の使い方、イコール働き方とか組織内コミュニケーションとして周知の仕方など、勤務の中身自体・働き方全体が、ある種の非合理的さを内包していた。そんなスタイルこそが日本の生産性を阻害していた、と思う。 (過去形なのは5、6年の変化を知らないため)

そして、働き方改革とか女性の管理職・経営者を増やせの号令、号砲の鳴る今はどうだろうか

まとまりがなくなったが、ここらで筆を置くと🖌しよう。

▶︎本日このあと土曜の午後3時からカリフォルニア時代の仲間と30+年ぶりの再会は、下北沢の中華料理店で。

(6/25の夜) 午前2時位から1時間ほど眠れず🥃ウイスキー一口。しばらくソファーに座りそのあと布団に戻った。気づいたら5時半になっていた。一応2時間ほど眠れたようだ。パソコンでパワポ作りの作業をして日中に頭と肩と指を酷使するとこうなることが多い。
#後遺症 #短期間 #頭痛
🇬🇧訪問の皇后雅子様疲労心配

6/28 6月最後の1日…今年の6月はこれまでの数年を上回り、月105件もの相談質問に対応したのか…と知る…疲れが倍増…(^^);
今週水曜は仕事以外のお出かけ▶︎日本カメラ博物館へ。木曜勤務日には真夏日で30℃近く暑くて、昼は3名連れ立って中華「青蓮」で油淋鶏の定食。これは食べ過ぎ、体重増え気味の(金)、終日の雨に体調崩れ気味。
今週(月)(水)以外のわずか3日稼働だけど仕事で疲れて、帰宅後ビールと夕食で眠気に襲われる。最近はこのパターン多し。シャワー浴びて一度目が覚めるも早めに床につくと即寝落ち。すると今度は早寝のため夜中の1時2時に目が覚める。これたまにあるある。
まぁ驚かず、起きて水を少し。寝酒のウィスキーを🥃ちびり
その後、WALKMAN第2号を引っ張り出して音に頼り、今、山下達郎 そのシティポップスに身を委ねる
ささやかな人生のしあわせかな

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↑3羽の鳩 : 目の前の階段を上がることもせず、何も気付かずに、一途に目の前に広がる二次元世界を、平面を彷徨っている。食べ物を探し続けているのか? 効率性はどうよ!?