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本📖 『球形の荒野』(松本清張)

今日ここから先は、突然ですが本のお話やら、要旨・サマリー、内容抜粋、多めとなります(末尾補足ご参照ください)

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本📖 『球形の荒野』(松本清張
松本清張推理小説の中でも何とも
言えない、人生の切なさや人間愛、
家族愛に満ち溢れていて、それでいて
サスペンスとスリル、ミステリー度は
社会派の巨匠として十二分な重厚さ
がある。ラストシーンは感動の極み。
涙なしには読めない。一大ドラマであり、
映画化して余りある魅力のものがたり。
(1975年に映画になっていたらしい)


京都や奈良を始め、日本の美しい
風景の描写が、清張の得意とする
簡潔で力強い文体で引き立っている。
読むのはおそらくこれが二度目だが
明らかに初回に勝る感動だったし
描写には感嘆した。単なる推理小説
の域を遥かに超えている。
再読したいと読み終わった瞬間に
感じたのは、珍しいことだ。

🌟球形の荒野では親子の愛や情を。砂の器では社会の差別を。波の塔では道ならぬ恋を。空の城では舞台が商社で経済サスペンスとなる。松本清張の精緻な描写とストーリーテリングの面白さはどれも傑出している。
松本清張
オール讀物 1960/1 - 1961/12)
半藤一利
「なかでもわたくしは、
本書『球形の荒野』を繰り返し
読むほど愛読している。〜
日本の現代史の知られざる裏面が
活写されている。〜なるほど、
推理小説であることに間違いは
ないのであるけれども、それ以上の
スケールと文学性を持っている。
しかもリアリティをもって実に見事に
描かれる。いうなれば、常識的論理で
裏打ちされた現代小説、人間の内面に
ひそむ悪や闇をしっかりと凝視した
サスペンス現代史とも読めるのである。」
「この小説にはもう一つ、女性必読
といった何ともいえない楽しさがある。
ふんわりとした叙情が全編に
あふれているということ。」

補足説明 : 現在、データも断捨離中で、『本』書籍類に関するEvernote アップロードデータ(300件程度あったが、ほとんどは会社現役時代の学び目的)….そのほとんどを全てチェックしながら消去した。そして、備忘メモとして書き残しておきたい / 自分が後で参照したいか、する可能性のある質の良い✍️メモのみを、はてなブログアーカイブすることにした。

球形の荒野
https://g.co/kgs/9zyXakn