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米、半導体・AIなど対中投資規制

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米、半導体・AIなどで対中投資を規制 軍事転用リスクに対応 | 出所 : Reuters
https://jp.reuters.com/article/usa-china-investments-idJPKBN2ZK1J6
(抜粋・引用) 半導体・マイクロエレクトロニクス、量子情報技術、特定のAIシステムの3分野が対象で、大半について政府への届け出を義務付け、軍事用途や情報収集活動などに使用される可能性がある機密技術への投資案件は禁止する。

(10/14) 土曜。上のニュースは関心事でフォローする対象なので書き留めておいたもの。それに少し付加して発信してみます。

この報道の時期の少し後。

ファーウェイの新スマホが世に出て、アメリカの著名なアナリストが製品を "Tear down" 側を開けて部品レベルに分解し、展開して分析してみた。そうしたら、なんと心臓部のCPUが先端の7ナノ品だと分かった。しかも純中国製。その話がテレビの中で流れた。

7ナノ品を作れる先端レベルの製造装置(具体的には回路パターンをWafer 表面上に投影して露光転写する露光装置)を中国には出していない。そんな中で一世代劣る装置を使い、7ナノを露光する製造工法を新たに編み出したのではないかというのが肝のポイント。👉この辺は半導体製造に工場で関わったことがあると想像できて興奮する…

要点は何か

米国による対中輸出禁止の効果への疑問。

さらに問題視された分析結果のもう一つが報道されたのだが、こちらが問題。

その他の構成部品である韓国製フラッシュメモリが、現在の日米韓(そして蘭も) による禁輸政策実行にもかかわらず、ファーウェイ新スマホに搭載されていた‼︎ 事実。

【興味深かった点】

これにメディア出演の有識者がコメントしていた。だが実際に半導体調達をしたことのある身からすると、

半導体製品の販売と購買、その世界市場の具体的な知識をお持ちではないね」と感じ。

さて、どこまで的確にコメントして、背景や原因を言い当てられるかと興味津々聞いていた。結果は✖️だったけど。という今回はSNS的なノリでの軽いコメントでした。

NAND型フラッシュメモリーの市場シェア】

出所 : 英オムディア調べ (2022年、金額ベース)

  1. 韓国サムスン電子     33.7%
  2. 韓国SKハイニックス             18.8%
  3. キオクシア(旧・東芝)    18.6%
  4. 米国ウェスタンデジタル     13.1%
  5. 米国マイクロンテクノロジー 11.9%
    残りはその他

第3位の旧東芝半導体部門、キオクシアホールディングスは、アメリカのウェスタンデジタル (WD) と経営統合の方向で最終調整している。WDとキオクシアが持ち株会社の下に入る模様。統合比率はキオクシアが63%、WD側が37%。登記上本社は米国、本社所在地は日本。米ナスダック市場に上場、東京証券取引所の上場も目指す。統合にあたり3メガバンク日本政策投資銀行等が1兆5000億から1兆9000億円程度の融資を検討。新会社の社長はキオクシアの早坂信夫氏。取締役会もキオクシア側が過半を握る。日本経済新聞10/14 1面報道を整理)

東芝は12/20 上場廃止へ。11/22 臨時株主総会を予定。(不正会計や米原発子会社の巨額損失、株主との対立などで問題が頻発して経営混乱が長引いた。上場外車としては74年の歴史に幕を降ろす。)

東芝日本産業パートナーズ(ジェイIP)と企業連合が買収し、株式を非公開化して再建を図る。

上場大手企業の経営は、一筋縄ではうまくいかない難しさと常に紙一重の世界かもしれない。