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Reuters を巡るM&A (書き下ろし) 暫定

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(トムソン・ロイターのLinkedin広報から) 広報記事 ; 

【ウエストロー・ジャパン株式会社の全事業譲受けに関する最終契約締結のお知らせ】
米国トムソン・ロイターNYSE/TSX:TRI)は本日、ウエストロー・ジャパン株式会社の全事業について、トムソン・ロイター株式会社(東京都港区、代表取締役社長 Young S. Bang)が譲り受けることを発表しました。 詳しくはこちら 

https://ow.ly/8CMk50PuBqt

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トムソン・ロイターは法律、税務・会計、コンプライアンス、政府およびメディア市場におけるプロの皆様が重要な意思決定を行うサポートを致します。

トムソン・ロイターは、トロント証券取引所およびニューヨーク証券取引所に上場しています。 (ティッカー・シンボル: TRI)

  • その後、98年にブラックストーンによる買収でReutersニュース部門+企業向けIT情報ソリューション部門、それと金融情報事業を分離独立させた。

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Blackstone on Twitter: "At $BX we’ve been building for nearly 40 years: building financial security for our investors, meaningful careers for our employees, & strong businesses that can spot trends & adapt quickly. There has never been a better time to build. https://t.co/nGFpzMjs98 #BuildwithBlackstone https://t.co/H6uLxs639Z" / X

出所 : X ( 旧Twitter ) のブラックストーンaccount から

  • 後者は社名を変えリフィニティブ社とした。これはのちにロンドン証券取引所(←*正式名要確認 : LSEG ロンドン証券取引所グループ) に買われて親会社が変わる。👇

リフィニティブについて | リフィニティブ
https://www.refinitiv.com/ja/about-us

一方、存続したトムソン・ロイターは法務領域情報サービスで事業提携しているウェストロー今回買収し、子会社化するわけだ。

✳️ この10年程度で経営主体がずいぶんと変わる。変わることで生き残って進化を続けているとも言える。👉うまく「事業ポートフォリオを入れ替えている」のだ。過去の一時期、Science領域事業も保有していたがこれは早々に切り離したか、売却したようだ。

👉FTA系IT (ERP製品ソリューション) で大きな動きのあった2017年前後には、赤坂のど真ん中は赤坂ビズタワーにそのオフィスを構えていた。今はリフィニティブ社と当時の日本人社長以下がそのオフィスを物理的に引き継いでいる。トムソンロイター自体は、愛宕ヒルズの森ビルに移転した。

以上は正確な系譜などまでを確認せず、ざっと個人の記憶の限りで書いたことをお断りしておきます。

👉興味ある方は確認されると一連の買収がクロスボーダーM&A 検討のいいケーススタディになると思います。

Blackstone, Thomson Reuters consortium sells $3.4 billion LSEG shares at discount
https://jp.reuters.com/article/blackstone-london-stock-exchange-group-s-idCAKBN2X80E6

こうして側から見ていても、外資系(アングロサクソン系・英米資本) と、日本資本系の、行き方・来し方・経営な系譜とその戦略的な事業運営とが全く異なり、時に対極に位置するようだとも思えてくる。狩猟文化と農耕文化の差なのだろう。メンタリティーの違いは半導体事業分野でも通底するもの…"何某か" やり方のマインドからして根本的な違いが大きいと思える。