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昭和の日記…沢木と高倉のいた80年

▼10/17 (日) 問わず語りに…随想を。

✨この土曜に3ヶ月ぶり、所属会員組織の役員会に出て理事たちの報告を聞き、翌日曜は朝から冷たい雨となる。企業人独特の手慣れたプラクティスにより大人の組織行動は粛々と進む。

 コロナ禍と言う強敵に長らく囲まれ、ほとんど遠出もせずにこの10か月は家で仕事をしている。そんな繰り返しの日曜も、季節らしく変化の秋雨で、朝から気分が静かに煙っている。

 本当は今日にも作りかけセミナー講演資料の手直しをしなければいけないのだが。簡単な昼を食べた後、顔つきが大好きな女優主演の、アフリカとNYの国連が舞台の『通訳』と言うサスペンス映画をWOWOW で見た後は…

 

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✨寝転がって半分は昼寝し、その傍では沢木耕太郎深夜特急マレー半島シンガポールを読んでいた。それは今から四十年も前。そんな時代 - 80年代に、気持ちごと体が飛びこんだ風なこの感覚は実に稀有だ。

 巻末の沢木と高倉健の対談。それが昭和にあった、あの無骨に男くさく、しかし素敵に聴こえて来るのはなぜか。時代背景としても、人間としてもまっすぐな、この二人の思考のやりとりだからか。

 良きにつけ悪しきにつけ、"軽過ぎる" passing by 的なソーシャルメディア全盛の、いまこの時期には実に人間くささが際立つ。だからこそ、彼らの会話には昭和の深さが屹立している。そこがとても新鮮で、いまの私には有り難く感じた。陳腐な言い方になるが、琴線に触れたということなのだろう。

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