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プラットフォーマーとの付き合い方

今日は九月最後の週末。土曜の朝五時台です。外はどんよりとした曇り空。気温は20度の前半と言ったところでしょうか。

【追伸・冒頭記事】

期せずして、9/28日経新聞の朝刊一面にGoogleピチャイCEOの記事が踊ってます。『(ユーザー個人は)何が守られるか、(プラットフォーマーは)何に従うか明確になる』

個人データ規制に賛成。

 

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さて、このスクショの『通知』が、ある朝、私のfacebook画面に出てきました。(スクショの下の方はもっと長いのですが同じような表示なので便宜上カットしてあります。)


私なりの見方をコメントしたので、使い方ご注意点的なTIPSとして、このブログに掲載しておこうと思います。(長文)


さて、本題です。

私は使ってはいないですが、友人の属性(例えば卒業した学校とか)により、facebookの自動機能でグループ分けされた『スマート機能』(発信先を特定して絞り込める)が、今後使えなくなると突然の表示=『運営側からのユーザーへの一方的な通知』が来ています。


この属性はそのユーザーが友だち登録している人たち個々人が自らの個人(情報)登録した個人情報ということになります。


この機能を選択することにより開示範囲を決めてポストしていた自分の発信投稿は全て一斉に投稿先(その投稿を見ることができる人の属性)範囲がシステム論理で自動的に切り変わると言うfacebook通知が来たことになります。


これについての実害は(私には)ありません。


元々この投稿の開示範囲を限定する機能、勝手にグルーピングされた宛先を選択しての投稿を(幸いなことに私は不要なので)使っていませんでした。でもこれを使っていた人には、今回の変更は結構な打撃かもしれません…そこが影響の広さ濃さをユーザーそれぞれに対していわばまだら模様にすると思います。


問題の深層👉(約款の通りだからユーザーはこういう機能の打ち切りに対して文句が言えないことになっていることも含め…)このような一方的な一部機能の打ち切りが可能という、プラットフォームの構造的仕組みと使い方のルールになっている点です。


元々、この機能は個人が登録時に使った属性情報をシステムが勝手に本人の許諾を得ず、ユーザーに使えるよう表示していたという点において、おそらくGDPRに反すると考えて良いでしょう。


こうした変更決定の背景には間違いなくザッカーバーグCEOの経営方針の決定があるでしょう。

事実、この度日経新聞の独占インタビューに応じて先日、プライバシー保護を含むプラットフォームに関わる問題への自身の方向性の反省を本人が口にしたことを挙げられると思います。


今後は(外部から指摘されず、独自判断で)プロアクティブにシステム改善改良(仕組み変更)を行うことになるでしょう。具体的には、批判的な指摘を受けている情報漏洩への対策や個人情報保護を内部自律的にコンプライアンスしていく意味にならと思います。運営方針を今回転換宣言したことの具体的な変更であると受け止めています。


これは昨今プラットフォーマーへの社会的責任の各方面や規制当局、米国民主党議員などから多く寄せられている広範なプラットフォーマー批判と密接な関係があるでしょう。


ただ、これ自体は何も悪いことではありません。しかし、こう言った機会に乗じる形でユーザーからの批判をかわしやすい好機として、独自判断・一方的にその使い勝手をある日突然変えていくことになる機能更新を、我々ユーザーはよく予期しておく必要がありそうです。


そもそもが生業として生まれた時からそう言ったecosystemであることであだて、その存在自体が反トラスト法(独占禁止法)で言う不正競争的な行為と指摘を受けてきているのは事実です。


ユーザーはfacebookに限らず、こうしたSNSの使い方、付き合い方とその依って立つ通告型契約である約款と、それに係わる法律の遵法策などにこれからは良く注目しておく必要があるのだと思います。

 

先端的テクノロジー活用を提供するプラットフォーマーと使う側の個々人との間に起こる、こうした倫理問題や法務コンプライアンスの、そのリーディングエッジに私たちは立っているのだという認識を、改めて確認したところです。


以上、ご参考まで。