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【特集】2028年 グローバルワン社会の到来

世界単一市場の到来:青い地球環境の時代へ
2028年2月1日の日記
●バイオ技術の進展
 2028年。バイオ技術は日本人の平均寿命を男性で90歳を超えるものにした。女性の半数以上は100歳もありうる。 早期がんの治療法は確立され、特定の進行がん以外はほぼ完治が出来るレベルに医学・薬学が進歩。一昔前、「60歳定年」とか「65歳まで雇用延長しなければ、」などとと言ってた時代が確か2000年代にあった。しかし今や、大学を出てからの社会人キャリアは、一般的に30数年間どこかで勤め上げた上、さらに60歳を越し70歳までの10年間、第2、第3の勤務先を選んで社会貢献する人が半数近くに達している。NPO法人とか社会福祉公共系の仕事は、その就業人口も20年前の10倍以上に増えた。「生きることへのサービス」を提供する第3次産業は、今や「知覚支援産業」としてナレッジ産業の第4次産業と融合し、第5次産業と呼ばれることもある。
●高福祉・高負担の道州制国家ニッポン 
 2028年。19年前、民主党という当時の野党への政権交替があった。その前に長く続いた自民党政権時代から一大問題となっていた年金問題福祉政策。これらが12年前に漸く落ち着きを見せ、北欧をモデルとした高福祉・高負担の政権政策が実現。そしてその後10年かけて定着。道州制が2016年に誕生。官僚機構改革を終えていた民主党政権後の自民党復活政権による国会(衆参両議院)大改革とあいまって、今や道州制議会の代表が構成する「新・国家戦略委員会」が全国道州代表24名を集めて構成され、国家は集団指導の委員会体制へと移行した。
●世界経済
 2028年の世界。インドがGDP・人口(20億人)ともに第一位、中国がGDP・人口(18億人)で第二位。この2超大国を含むASEAN連合から発展したGreater-Asia連合(GAU)が国家合計GDPトップの集団となり、世界の主導的な経済市場であり政治体制となった。第三位には、5年前にインドネシアを抜いてブラジルが入っている。
アメリカ合衆国は2008年のRehmanショックと言われた金融恐慌以来、急速に経済の輝きを失い、2009年に誕生した初のアフリカ系黒人大統領オバマ氏が、失業率10%を下げるべくグリーンIT戦略を打ち出すも、次第に景気後退、経済力は後退をみた。その任期中に米中接近から起きた、2012年の日米同盟解消以降、急速に防衛力を含めて総合的な国力の低下をみた。そして今ではブラジルなどラテンアメリカ社会・中米との連合を組み、グレーターアメリカス・「拡大米州機構」として世界でのプレゼンスをなんとか面目を保っている状態だ。**(ここは修正が必要だ、そのうちに対応するか 2011-11-25記入)**
欧州はEU体制を維持拡大した上、2014年にロシアが参加、トルコなど一部イスラム圏も取り込んだ結果、拡大EUのフェーズ?へ発展。その上でアフリカ新興経済諸国と緩やかなアライアンスを組み、EAU(Europe-African Union)として勢力を維持。その一方で旧来のEU先進諸国グループはAPAC、APEC系市場と相互乗り入れで貿易完全自由化、投資自由化を果たした。この結果、経済では人口第10位のロシアを含む大ユーラシア市場(GUM)を形成し、アジア諸国とヨーロッパ諸国のユーラシア地域が隆盛となっている。
中東アラブ社会とイスラエルは、米国の勢力減衰と供に次第に国際問題が沈静化へ向い、経済を維持するため政治的衝突をお互いに避けるように動いている。
●国民生活 
 2028年。ニッポンは消費税増税を果たし、高福祉・高負担の国家へ。道州制導入の結果、地方は権限を強めると供に地域特性を発展させた結果、高福祉高負担の地域と、低負担・税収で自立できる地域との2極化が進み、国民は、誰でも生き方を含めて、税金の使い道にそれぞれ特徴を持つ、住所地の選択肢をより積極的に行使するようになった。公共福祉で自治体の世話にならなくとも良い、健康体で自分で動ける人々は男女を問わず、60歳を超えても社会に出て元気に働き続けている。生き甲斐が高くなり人それぞれ選択肢を持って自由な生活を選べる。それが当然となった。老年世代であっても40歳代のうちにIT技術を自治体補助金で全員が学び、その結果デジタルデバイドを克服。それでも克服できない人たちは道州制の元、特徴を持った地方でインターネットにとらわれない旧来で伝統的な「田舎暮らし」を選択することもできる。そうなれば低い税・生活コストで暮らせ、食料は農林漁業で豊かな、ストレスの少ないエリアへ転居、その地元で職を得て生活を安定させ、低空飛行ながら幸せな第2、第3の人生を送ることも可能となった。これにより老年世代のライフ2極分化は急速に進展した。
●ウエラブルコンピューテイング&コミュニュケーション(WCC技術)
 2028年。2009年に30文字程度を同時通訳してスクリーンに映し、外国語を話さずとも外国人コミュニケーション可能にした「テレスカウター」と呼んでいたウエラブルコンピューター用外国語翻訳機能はさらに開発され進化・普及した。2012年、いつでもどこでもどの国の誰とでも、好きなときに同時にRealtimeで会話出来る「グローバルワン社会」が到来。2009年から10年、テレスカウターが世の中に出たときにはこれほど早くこの技術が進化し、製品サービスが普及するとは誰も想定しなかったが、そういえばアノ頃にはやりモノになっていたTwitterと、Web2.5と読んでいたネット技術が総結合して急速に製品化・普及が進んだということになる。
 日本へ流入急増する中国人富裕層は買い物エイドデバイスとしてそれを買って使いこなすことに熱心となり、超ヒット。この技術と製品を開発販売した某IT企業は株価が10倍になった。同時通訳技術のお蔭で、日本の首都圏では外国人投資家が不動産や資本市場に自ら参入を強め、折からのアジア地域の投資自由化が後押ししたため、日経平均株価や首都圏地価は上昇を続けた。2010年までのデフレ経済は2010年代央までにデフレ解消となった。
文化コンテンツ輸出超大国・ニッポン 
2028年。日本は漫画やアニメ、そしてゲームから進展したeラーニング教材など、コンテンツ輸出で世界首位を取っている。貿易額も、素材輸入・製品輸出の工業国としての自動車や鉄鋼製品の輸出額を、2015年にキャッチオーバーして、これら知価産業と農産物の輸出合計が、鉱工業製品輸出を上回った。農業製品はFTAで輸入制限が撤廃され、海外産に押されたため2010年の後半一時的に海外との競争にとても苦しんだが、持ち前の高品質のものづくり、道州制による地域振興策が若者中心の労働人口の逆流入を呼び起こし、就業人口が増えて大復活を果たした。「ニッポンブランド」で守られた地方産品は韓国・中国ほか近隣諸国だけでなくEAU、GAM向けにも大量に輸出販売されることになった。日本のチルド技術、バイオ技術、高品質の輸送サービスは三位一体となってこの動きを後押し。
 今や「農協」はニッポン輸出カブシキカイシャ、と呼ばれる超一流民間企業(商社)にまで成長。就職人気No.1は「のうきょー商社」、海外では Noukyo で通じる。
[ 注 ]AIBA貿易アドバイザーについてはこちらへ
[ 注 ]大須賀 祐氏のブログ(「貿易アドバイザー」)
 サブカルチャーでは、昔ユーチューブと呼んでいた動画サイトがさらに深化、若者世代を中心にモバイル化、身につけるウエラブル化が一気に進んだ。2000年代まで「携帯(電話)」と言っていたデバイスは、iPhone以降のスマートフォンとしてAppleだけに限らず、AmazonGoogleAndroid OSベース)が製品化を加速。この結果、パーソナルICT PICT(ピクト)と呼ぶ個々人レベルのデータベース化やエンターテインメント化を急速に発展進化させた。そうなると人生の記録データ一切をセキュアなデータベースとして一人ひとりが持ち歩き、いつでもどこでもどの国の何語を話す誰とでも、自由にデータを駆使してデイスカッションや日常会話、買い物などが出来ることとなった。そしてそれを積極的に活用して世界を舞台に大活躍する10代20代の若者が増えた。まさにグローバルワンの時代がやってきた。
●「グロカルイン」 
 2028年。グローバルカルチャーインターエクスチェンジと呼ぶ異文化コミュニケーションの新たな世代として10代後半の若年層が世界で登場、活躍、飛躍する。国連は、20世紀の国家代表による政治討議レベル(Tier-1として)から発展進化を見せ、今ではTeir-4「ジュニア国連」、つまりジュニア世代によるグローバル未来連合委員会としても浸透を見せた。人類の知的ナレッジを相互乗り入れし、国家の壁を越えて平和活用、世界平和と個人生活を改善発展させる草の根活動を主導するまでに至った。

人生はどう変わったか? 
 40歳不惑、などとひところ言ったが・・・。 今や40歳代はハナタレ小僧。50歳代は働き盛り。60歳を越すと中央政府地方自治体から補助金が出て一人一台のデバイスをもらえる。そして「プラチナ・ナレッジ・アドバイザー」(PNA)となる。PNA認定されるとそれまでの職業人としての経歴はおろか、積み重ねてきた会社業務ノウハウが全てオープンソース化されて、無償供与可能な全人類的資産として国家の枠を超えて解放され、自由に使える。
 その知価ナレッジ蓄積の上に、さらに整理されたノウハウやナレッジが整然とデータベース化される。個々人レベルで低コストで知能を駆使できることになった。
だから物事の細かな記憶(力)はもはや不要。創意工夫や知恵がもっと重用される時代となっている。その結果、大学入試は知識を問う内容は全くなくなり、創意工夫や地球規模の貢献策などを問う「生き方アセスメント」へと変わった。

 人体にとりつけたモバイルコンピューター(通称ボデイコン)に全てのデータが貯められ、記録容量は軽く一人当たり256テラバイトをオーバー。例えば・・・
 65歳の人が、25年前、会社マネジャー時代に北米出張し、自ら運転して行き着いた取引先への空港からの道順やその短縮画像を現在の最新画像に置き換えて検索、映像化して1/20の時間で映像知覚でき、かつGPS誘導の自動安全制御のピープルムーバーでいつでも安全に移動が出来る。当時の交渉記録や相手先会社コンタクトパースン一覧、履歴など、必要な情報は瞬時に自分の言葉による「語りかけ指示」で体に身につけたボデイコンから呼び出せる。
 パソコンと言っていたコンピュータは家電と一体化を果たす。自宅では壁に収納され、あるいは、移動式のロボット型になり代わり、生活の一部となっている。
 パーソナルライフの補助デバイスとなっており、語りかけるだけで全ての制御が人工知能で処理される。自宅から一歩出ると、一家に一台ではなくて一人一台がもはや当たり前の、パーソナルモバイル、パーソナルマネジメントの略でPMと呼ぶ、ボデイコンで全てのライフナビゲーションが行われるようになった。

 データベースや検索システムへのアクセス、ヒューマンインタフェースとして、選択した人は眼の網膜へ直接信号を送り仮想画像を脳で直に確認出来るやり方で知覚認識。自身の眼でそれらデータベースを見たり、検索できる。しかし私のようにむかし近視だった人などは、(レーシック手術対応も可能なのだが、)通常は手術を嫌がる人向けにフィットする、30年前に流行し始めためがね型ウエラブルコンピューターを持っているので全く不自由はない。

・・・とここまで想像を膨らませているうちに現実の世界に戻ってきた。

 2010年2月1日(月)30年前入社当時の同じ組織の同期4人で小杉で飲むことになった。雪がしんしんと降り始めた小杉駅前を4人の50歳代の男性が傘をさして歩いている。この頃、いま2028年のようなPM技術の世界統一市場社会になろうとは誰が想像をしたろうか。
 時はおりしも、横須賀線武蔵小杉駅が3月に開業し、成田エキスプレスも停車するようになり海外出張時に成田への移動が楽になるなぁ、だけど不況で海外出張も禁止だしなぁ、と話していたが、世の中はパラダイムシフトで考え方と生き方が大きく展開を見せたとともに物理的な世の中の構造も技術革新の断層的な改革で大きく変わったものだ。 

2006年2月1日(水) 
 「NLP」で社内研修。研修受講中も業務で職場と連絡を取り合ってた。(部材逼迫)(2日)北米西海岸へ飛ぶ。AA170便でLAX入り。南アフリカの少年とチータの交流の物語を機内映画で観た。LAX(ロスアンゼルス)は晴天。空港のHertzで、Hundai Sonataに乗り込み、運転してI-405 Southへ向う。途中73号に乗り換え、枯れた薄茶色の山間へとカーブを切って突き進んでいた。
 Alviso Viejo。Q社を電撃訪問(2月は南カリフォルニアで1週間近く予定外の滞在。サンタアナ界隈で暮らした)思えば、当人のみ知らなかったが田町への転勤2ヶ月前。最後のご奉公状態であった。

【22年後の未来】  
 例えば、2028年末。。
 私は70歳リフレッシュ研修で3ヶ月の「短期」休暇を会社からもらえる。50歳のときにリフレッシュ休暇をもらいボストンとニューヨーク一人旅に出たが、それ以来の公休だ。70歳のそのころ、職業は上級貿易コンサル。世界中へ旅をして企業経営アドバイスや取引アドバイス、企業内自主点検監査を行う。
 会話は自動翻訳機を使うがときどきは、生の肉声、F2Fで語り合うのが「売り」。やはりいつの時代になってもビジネスは人と人との信頼関係によるものだ、と実感している。シニア知価世代の魁(さきがけ)として海外講演やセミナー講師で年間365日のうち1/3、世界を飛び回る・・・かもしれない

 その中で昔40歳代に業務出張で行った、このような南カリフォルニアの思い出の土地へ、水陸両用高速パーソナルムーバー(ピープルムーバー)の自動制御運転によって、自宅横のガレージから出て眠ったまま、あるいは音楽や4D映画を楽しみながら(擬似空間「体験」を楽しみながら)
 わずか6時間程度で太平洋を越えて目的地に到着できる。電子制御された出入国システムは、WTOルールで全世界に普及し、税関を通って手帳様のパスポートにスタンプを押していたのは2010年代までだったか。税関吏や入国審査官の誰何の必要も無くなり、国家の垣根は低い。
ジェトロ認定貿易アドバイザーの資格試験に2007年1月に合格し、晴れて名乗りを挙げたのも束の間、政府の方針で事業が2008年には廃止となり、その後、貿易アドバイザー協会(AIBA)が貿易アドバイザー試験を引き継いだ。資格番号が600番台以降はAIBA認定アドバイザーとなる。
[ 注 ]AIBA貿易アドバイザーについてはこちらへ

[ 注 ]ジェトロ認定貿易アドバイザー

[ 注 ]大須賀 祐氏のブログ(「貿易アドバイザー」)

 現地ホテルだが、ノスタルジーに浸りたい人は昔ながらのホテルを利用して宿泊するスタイルがまだ残ってはいるが、多くの人はパーソナルムーバーで移動。その中で眠れるため海外訪問のコストは劇的に低下した。全て電化で解決。太陽光ベースなのでCO2も出ない。相手国行き先都市のPMステーションの「ドック」さえ予約しておけば水や光熱・料理などそのドックガレージでいつでも可能となっている。
 GPSの発展やPMに埋め込まれたGPS機能で個人の位置情報は把握されており、犯罪予防やテロ対策にも一役買っている。自動セキュリテイ操縦技術のお蔭で、今や旅行会社という産業は一部の伝統的な旅行をあえてしたい富裕層向けにパーソナルコンシェルジェとしてその名残をとどめるシルバー産業に変わった。
 週末には、日本国北海道州の原野や釧路湿原へ出かけ、牧歌的な土地でのんびりしたりも出来る。また体力や家族が心配ならば、自宅にいながらカプセルに入って4Dカスタム映画に、自ら条件を音声入力し、10分以内に、睡眠状態の下で希望する疑似4D体験旅行(タイムスペーストラベル)を自分ひとりでも、夫婦や家族一緒でも堪能出来る。むろん家族で同時体験するには、人数分のカプセルが必要なので設置場所とコストは倍かかるが。

2005年2月1日(火) 晴れ 日記に記録なし

2004年2月1日(日) みなとみらい線 開通
 東急東横線横浜市営地下鉄みなとみらい線と乗り入れ。中華街・元町まで乗り入れ開通。考えてみれば、
 ・1992年 6月(北米勤務帰任時)からの横浜市南区生活(@蒔田/みなとみらい21近辺)から
 ・2002年10月(2回目北米勤務から帰任時、埼玉工場へ国内赴任)「さいたま新都心」近辺・大宮さいたま区での生活へと180度人生が切り替わった。この年には誕生日が来て46歳になった。家族で墓参り、父の墓前で長女中学受験を報告。父のグレースーツをもらって帰る。

・・・ということで52歳の誕生日の束の間、白昼夢だった。
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