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「社内弁護士 変わる役割」に思う

今日はいままでの人生でいちばん幸せなお昼だったかもしれない。ハロウィン🎃は近い、pumpkinのポタージュ。

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話は変わります。だいぶ前に書き溜めてあったのがこれ。AIBAの四季機関紙に投稿しようかとも思ったけど、しませんでした。最近、なんとわたしの所属するAIBAに、弁護士の方が複数名会員になられたのでやめておいた…わけです。

でも今、前向きな気持ちで公開しよう。内容は元の下書きのままですが…。

「社内弁護士 変わる役割」国内3000人超 求められるビジネス感覚、営業などで「修業」も。

出所:「法税務」Business law and Taxation 欄 ( 日本経済新聞2023/8/28 (月) 21面から)

以前私が書いた、"はてブ" 投稿記事 : 

国際取引の話…取引法務と契約のadvisory - Andyの雑記帳blog (andy-e49er) ⁦‪@Accurasal‬⁩

上記内容も参考にして、最新動向を報道する日経のこの記事を読んで、考えてみました。

(冒頭の要約) 企業で働く社内弁護士の位置づけが変化している。国内企業で働く弁護士は2023年に初めて3000人を超え、この10年で3倍になった。さらに法務部門の役割が広がり、弁護士に法律知識だけでなくビジネススキルも求める企業が増えた。弁護士にあえてHome以外の部署を経験させる取り組みも見られる。

" 社内弁護士の仕事は契約確認等に留まらない "

日経の『法税務』欄、よく読みます。

対して私が所属する (一社) 貿易アドバイザー協会 (略称: AIBA) は、貿易取引(*)の専門家集団ですが、人数の規模が 10分の1 なんですね。

(*) ここでの定義を仮に、"国際取引、海外事業での取引活動など事業推進に関係する契約やそのビジネス交渉も含む" としておく。

AIBAは、旧ジェトロ認定貿易アドバイザー試験の合格者とこの試験事業を引き継いだAIBAによるAIBA貿易アドバイザー試験の合格者で構成している。所属人数→ 現在300人を少し超えています。

日本組織内弁護士協会(ジェイアイエルエー、東京文京)によると6月時点で企業や団体に所属して働く弁護士は3184人と22年から7%増え、過去最多を更新した。人数は過去10年で約3倍に増え、弁護士全体の約1割が企業内弁護士になった。採用企業も1429社と前年比4%増えた。採用する企業も多岐に渡るようになった。

 日経『法税務』最新報道からすると、社内弁護士がビジネススキルを加え、事業に参画する姿をより必要とする社会トレンドであること。それがよくわかり、腑にも落ちます。

 一方のAIBA会員。こちらはどうだろう?AIBAの会員は現在300人強ですから、日本の企業内弁護士のちょうど1割に相当しています。

 AIBA会員は所属する企業で海外営業やサプライチェーンなど、現実の海外ビジネスに直接携わり、自ら実行してきた (実行している) 事業経験者や執行者が多数を占めています。海外駐在経験者もまた多い。現役社員、並びに引退したOBやOGを多く抱えている集団です。

法律専門家の弁護士に対して、貿易や海外取引の実務の専門家 (ビジネススキルを持つ) です。つまりそれぞれのAIBA個人会員は自身の具体的な事業経験や案件に基づく、まさに海外取引のプロなのですね。

  • もちろん法律それ自体の専門家では無いから、契約書の起草や査閲、特に法律論、訴訟等の特殊事情の場合は弁護士に及びません。そこは明白に違う。

しかし、実際の国際ビジネス場面で必要とされる知識や知見、リスクマネジメント視点の取引把握・分析・企画検討などのビジネス・スキルでは法律の専門家たる弁護士よりも上回ることは多いと思っています。

なぜなら現実のビジネスの場面で もまれ、悩み、現場で相手と交渉し、結果的に広いビジネス知見を持っている人なのだから、です。そう自信を持って言えるし(自身の経験も踏まえ)まさにそう確信を持って考えているところです。

記事最後にこんな件 (くだり) がある。

経済産業省は2019年にまとめた「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能のあり方研究会報告書」で、「法務機能の強さが企業の生き死にを左右する一要素となりかねない」などと指摘した。企業の法務機能への期待が高まり、それに伴い弁護士を含む「法務人材」への引き合いは強まっている。法務人材の引き合いの強さは、リーガル部門に加え、政策渉外や個人情報保護など、企業の中で法的素養が必要になる部門が急増したことも一因だ。(中略)

「多くの企業の担当者が、法務人材をいかに確保するかが一番の課題と話す」

最後に)AIBA会員 (手前味噌ですが、例えばワタクシ) は国際ビジネスの "取引実務" において、バリューチェーンサプライチェーン全体のビジネスプロセスを知り、さらに得意(特異)なポイントとしてはビジネススキルがベースのコンプライアンス視点やリスク管理目線を持っています。これらの知見により、適切な取引を企画立案し、実行まで遂行できるプロ経験を備えている。つまり社内に的確にアドバイスできる人材だ考えて良いだろう…ということ。

(提言)現役のAIBA会員は 所属企業や組織の中で、そして引退したAIBA会員は 貿易コンサルタントや海外事業のアドバイザリーとして…さらに研鑽を積む。特に継続して "最新事情を学び続けること" が大切になります。それにより、契約書の専門的な査閲や法律論と言う限定的な場面を別にして、それらを上回るだけのより広く深い範囲で事業活動としての貿易取引の専門性を発揮して事業推進のアドバイスができるでしょう。

AIBAは針路さえ正しくとれば、AIBA会員が企業の海外取引や国際事業の指南役としてプロとして活躍ができる。そのように私は確信しています。大企業向けであることもありますが主には中堅中小企業を支援目標とします。

▶︎ 海外取引、輸出販売や輸入調達にお困りの会社 (特に経営者や経営幹部) をお客様として、これから活躍ができる組織と各会員です。

それだけの素地がありAIBA会員の存在の広報宣伝を増やすことで世の中で Expose を高めて行けば、AIBAの未来は確実に拓けると思います。

【編集"してない"後記…あとがき】

今夜、驚いたこと。

🌟先日ワイン会🍷を主催された(私と年齢的にはさほど違わない) 長年もともとすごい人だなぁの友人が某大学博士課程に合格されました。そしてこれから修士時代の研究再開に取り組まれると知りました。いゃすごい。ヤバい。本当にすごいなぁ。おめでとうございます。

▼大学で自分は勉強をロクにせず、だった。途中転校した中学の抑圧された引っ込み思案の思春期。その延長戦上の「お勉強クラブ」と揶揄された"帰宅部"の最たる高校生活、そ大反動で?大学では専ら、所属 : アホウ学部、専攻 : 体育硬式低級部🎾所属だった私。そんな私は、自分の大学時代に知らなかったMBAとか、入社した会社での海外留学選抜とか、無縁でした。

✳️ 一方で我が家族から修士、また親族でPh.Dになったとか、そういうアカデミックな生き方に本当に心の底から尊敬の念を覚えて止まないです。

  • 生まれ変わったら何がしたい、とはよく聞く質問ですね。私はもっと違う大学生活を送りたい、かな。