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首脳外交(アライアンス)と今後の政治経済

国際政治・外交の世界では同盟国、イコール、アライアンスと言う。企業活動においては資本提携を伴わない事業活動の提携を "アライアンス" と言う。そこで、まずは国家アライアンスの現下の大枠をしっかり理解しておきたい。

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菅首相就任直後の首脳外交、その順番と時間

(時間単位 : 分)が公表された。

9/20 : (1と2は同日)
1. オーストラリア🇦🇺モリソン首相 20
2. アメリカ🇺🇸トランプ大統領 25

9/22 : 
3. ドイツ🇩🇪メルケル首相 20
 EU🇪🇺ミシェル大統領 15

9/23 : 

    IOCバッハ会長 15
4. イギリス🇬🇧ジョンソン首相 20

9/24 : 

    国連🇺🇳グテーレス事務総長 20
5. 韓国🇰🇷文在寅大統領 20

9/25 : (6と7は同日)
6. インド🇮🇳モディ首相 25
7. 中国🇨🇳習近平国家主席 30
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菅首相電話協議 就任10日で10人』

出所(日経新聞 2020/9/26 土曜 4面総合)

👉相手国家(政権中枢)との公式な調整結果によるのは当然。したがって、相手の都合も勘案した結果なのは間違いなかろう。

ただ、この首脳会談の順序は日本外務省の外交ルートを通じた正式なスケジュール結果である。この事実から日本外交の戦略(国と国との関係性や課題に対する直近の優先度合いなど)が一定程度読み取れると考えても良いだろう。

◉気にすべきはロシア🇷🇺。領土問題の方向性が少し変節したかに思えており、対話はこれからのタイミングを睨んでのことになるのだろう。

安倍外交の積み残し課題であり新政権としては、すぐに対応すべきその機会はいま訪れていないと評価されている。

👉基軸となるG7で入っていないカナダ🇨🇦フランス🇫🇷イタリア🇮🇹…

それに距離感のある南アメリカ諸国、中東諸国そしてアフリカ諸国はともかく、ASEANはいずれも入っていない。その理由は次にある。

アジア太平洋としては、豪州とインドとの会談に臨んでいる。米(韓)を含めた5ヶ国の連携を模索する一方、韓国とは未解決で拗れた元徴用工問題があり国家関係のニュアンスが大きく異なる。国民感情もある。

💮米豪印日には『戦略対話』の安全保障上の枠組みがある。これは安倍外交の大きな成果である事は間違いない。

4ヶ国は法の支配に基づく国際秩序と行動規範を維持することの重要性を確認し、安保面での協力を強めている。今後の対中で、台湾🇹🇼そしてASEAN の一部国との共通の価値と利益追求を含め最重要の外交テーマに違いない。

👉EU諸国はドイツ、そして英国。前者はEUのリーダーとして。またメルケル首相との関係はトランプ対EUを繋ぎ止める前任・安倍外交路線の継承だろう。後者はEU離脱後の日英FTAを睨んだ日英経済外交最重視の側面がある。

💮これらの間に、IOCと国連を挟んでいること。経済と安全保障面で欠くことの出来ない重要な相手だ。国連常任理事国ではない日本としては、平和目的での存在価値といえよう。

そして、隣国である中・韓の順序に日本の意図と意思が見えて来る。韓国🇰🇷と中国🇨🇳の間にインド🇮🇳を挟むところはなかなかの工夫である。RCEPを念頭にした現下の認識ベースも見え隠れする。アジア地域政治経済社会の安定をリードしたい意志を感じ取りたい。

以上、個人が思うまま感じるままに書いてみた。

ど素人の感覚丸出し(汗💦)…なので、blogに適する内容レベルに達していない事は重々自覚しているが、とにかく一国民・選挙権を持つ身として自分の頭で考えたい。

パワーゲーム、安全保障や国家間同盟を念頭におく。その上での世界規模の経済活動、国家間の自由貿易協定ありき、である。

この感覚で企業経営の方向性と事業戦略とをしっかりと捉えて考えることは大切だ。

イムリーな情報なので、政権交代時点の記録として、恥をかき捨て、感想を記録してみた。