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新しい人生

 「ある日、一冊の本を読んで、ぼくの全人生が変わってしまった」...
常連の図書館へ予約本を取りに行ったとき、フト見つけて借りた、イスタンブール産まれの2006年度ノーベル文学賞受賞作家・オルハン・パムク(Orhan Pamuk) の「新しい人生」(安達智英子訳)。読みきれず延長。再度読み始めたのが昨日。すごく緻密なストーリー仕立てらしい。文章も精緻だ。描写がリアルで細かい。翻訳なので日本語文が一部分りづらくなってしまっているがそのせいもあって日本の作家の「読みもの」とは違って「文学」という感じが強くする(ただしスッスッとは読めないが)大体、翻訳者自身がトルコ留学中に原書で読書を一度断念しているくらいだから。
 この作家、その他にも賞を一杯取っていてトルコでは知らぬものはいないらしい。

 ムラカミハルキみたいな人なんだろーか? 
曰く、オルハン・ケマル小説賞、国際IMAPダブリン賞、フランスの最優秀海外文学賞、イタリヤのグリンザーネ・カヴール市外国語文学賞、などなど。
 既に23カ国で発行された『雪』は「9.11」事件後のイスラームをめぐる状況を予見した作品として世界的ベストセラーだと。今度それも読んでみようか・・・/「読書の秋」・・・
 
「ある日、一冊の本を読んで、ぼくの全人生が変わってしまった」なぜか惹かれる、ということは人生を変えたいと私は潜在意識下で思っているんだろうか。
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