(この写真は Point Reyes で検索して出たウェブサイトから拝借しています)
記憶の彼方にある “Point Reyes” - America's National Seashore 🔗リンク↓
https://usnp.exblog.jp/6026997/
遡ること21年前。2002/9/2 サニーベールから車でポイントレイアス(レイズ?)に出かけた。音声で録画内容を聞くとレイエスかレイアスかどちらとも聞こえてどっちなのか分からないのだが、元は友人からのおススメで日本人から聞いた名前。改めてウェブサイト検索をすると、"レイズ" となっている。ドレークビーチ🏖たも言うらしい。
1 Drake Beach Rd, Inverness, CA 94937
子どもたちが延々と海水浴、砂遊びする動画を 8mm analog tapeから digital archiveへと自室でせっせとコピーしていた。撮影者自身のナレーションが入る。
「冷た過ぎる」
晴天ではあるけれど、カリフォルニア州太平洋の常として寒流のため水温は10℃くらいに感じられると言っている自分がいる。
いずれ彼らに渡す予定のメモリデバイスは、この一年少しずつダビングし続けている。映像記録の中身が分かりやすいようにしたい。考えた表題を一つ一つに付け、2人分をコピーで作る。後で観察者が読めば分かるように index化 している。
不思議なもの。アナログテープから流れる海の潮騒の音を聴いて映像を眺めているうちに、21年前にタイムワープして "その場に立っている" 気がしてくる。ビーチにパラソルとチェアを置いてガーディアンになっている(なっていた)のは間違いなくファインダー越しの"自分" だから、場面がリアルに思える。感情移入しやすいのも道理だなと思う。SF映画でタイムワープして過去と遭遇している気分だ。今ならこれって、『メタバース』か『デジタルツイン』的体験かもしれない!?
ときは2002年10月な予定された日本帰国前、最後のアメリカ生活の一か月。あとひと月で住み慣れた北カリフォルニアから去らなければならない。
「もっとここにいたい」
ひとりごとを言う自分の声が聴こえる。
その時、自分はそこに間違いなく存在していた。そう感じながら…、海の音を聴きながら。
わが子らが幼少時代、不慣れな海外の地。生活面で、学校で、医者との対話で。100%は会話を聴き取れてはいないノンネイティブの "外国人" として明らかなハンディキャップと不自由さの中、なんとか片意地張り、頑張って子育てしていた。Boston3年の後、Sunnyvale / Santa Clara に転勤、転居した時には、小学校探しから住居を決めて、学校の搬入手続きもやった(もはや全く覚えていないが…)。そんな若い頃の五年半を懐かしく思う。エライぞと自分を誉めたい。
"終活" の一端としては早すぎると思いつつもいっぺんには無理だと分かっているからこそ、少しずつでも家の中の断捨離を進めたい。併せて、溜まるに任せて貯まった3桁を数える 8mm アナログテープの記憶データとその思い出。徐々に、そして段々と、少しずつ味わいながら棚卸しをして行きます。
そんな2023年ゴールデンウィーク最後の非出勤日の月曜でありました。