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矢沢永吉 激論集 成りあがり

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この人は違う。根性が違ってる。並じゃない、ハンパじゃない。己に厳しい。向上心の塊、いい意味で『鬼』だね。#EikichiYazawa カッコいいのは芯がありブレないから。サムライだ。

昭和53年(1978年)、矢沢永吉28才の時のシャウトだった。

その若さでギャラを給料でなくパーセンテージで交渉し、レコード会社をフィリップスからCBSソニーに変え、その過程で多くの借金を抱えたらしいが詳しい金の話は出てこない。

代わりに契約のアバウトな表現は何度か出てくるが、歌を作っている本人としては著作権をしっかり握りステージも雇われ歌手の給料制ではなく、興行収入の%で獲得するアメリカ流のアーティスト契約観念を早くから持ち、それを貫いたようだ。


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住む世界も背景も。何もかもが違うけれど、人として尊敬できる志と心と熱量を持つ類い稀な偉人なんだこの人は。

こんなふうになれたらなと想像するだけしか、今ここまで来た年齢の自分にはできないし、人それぞれで矢沢永吉的にはなれない、変われない、違う生き方も出来ない。けれど彼の生き様の奥底に潜むその『スピリッツ』。その魂のところ。そこんとこを少しだけでもいいから見習いたい!と心底思えた。

ストレートで飾らない "まんまの" 語りがしびれる。

次の章が残ってる。

矢沢永吉というひとりの男の生き様をこの本で

"後付け" だけれどしっかりなぞってみたい。何かこれからでもBIGになりたいという意識が自分にあるかもしれない。

人は皆、そういう気持ちはあるはずだ。

【補足、後日の追記】

 本を二度目読み返すのって本当に自分では珍しいこと。さっき行った場所で待ち時間に読み直してた。

帰宅して思い立ったから息子さんのフルネームでネット検索をかけたら、矢沢永吉氏本人の離婚とか、Fりんと再婚とか、子どもは○人など、ゴシップ記事(それ嫌いっす)のWebサイトがたくさん出た。

それから成功を極めた後の年収とか南麻布の何十億円の地上4階地下○階だかの本宅には50人が入れるスタジオもある、とかあれこれと記事が出ていた。

それらを少しだけサマリー的に読み、以後のこの人の近年を知ったが、その辺からのビジネス成功の頃のゴシップ記事なんか面白くもない。

 その中でご本人が語るとして引用が出ていた。私が読んだ『成りあがり』著作本の頃の、貧しくて夢に向かっていたツッパリ根性の、とんがってたけど純粋な時代。彼なりの世界感・人生観。小さい頃捨てられた産みのお母さんとの再会エピソードの語り。最初の奥様と暮らした貧困の20歳台前半の実話が、本人が幸せだった・戻りたいと言う通り、やっぱり最高だ。

人は過去へは戻れないからこそ、そのノスタルジーが美しい残像を醸し出す。