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私とリクルートとの関係 

 社会人になるべく就職活動の当時、朝日新聞リクルートを目の敵にしていた)から叩かれながらも、リクルートは成長株で注目企業だった。当時、まさに飛ぶ鳥を打ち落とす、破竹の勢いだったリクルート社。私は同社の新入社員青田買いの対象となり、陰に日向に入社を勧められた一人だ。江副氏とも直に会ったことがある。(内々定した将来の幹部候補生として) 江副氏に仕えていた小野氏(当時の社長室長で同じく逮捕されてしまった)が、人事採用部門の名刺を持って自ら候補者ハンテイングをされていたとき、その相手になった張本人は私である。長い話を短く要約すれば、ある経緯と理由から同社とのご縁が切れたのだが。その後、別の会社に就職し、数年後にあのリクルート事件が起きた。当時は、未上場のリクルートコスモス社(マンション開発販売事業)の株を江副氏が賄賂として政府関係者へ送った事件であり、文字通り「悪」であるとして報道をエスカレートさせるマスコミの報道を単純に信じ込んだ。竹下首相を始め、藤波官房長官、時のNTT総裁であった新藤氏などが実質的に失脚し社会から葬られた。しかし本著は、そのマスコミが作り上げた虚構、財界の寵児としてもてはやされた江副氏をいかにして引きずりおろしたのか、江副氏はどのような心境で対検察の取り調べを受けて法廷に立ったのかを詳らかに知ることとなった。
エスタブリッシュメント社会と第4の権力といわれるマスコミは、かくも恐ろしい存在である。

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