結局、ユーロの効用とは、輸出国ドイツのEU 域内輸出での「得」ということ。ドイツは、グローバルインバランスで最大の経常収支黒字国。輸出をいくら増やそうとも、EU域内向けならば決済通貨がユーロなので、為替リスクがないのだから儲かる。一方で、日本は「輸出立国」と言われているし、そういうイメージが定着しているが、実際には輸出依存度が20%未満で、輸出依存度は意外に低いということだ。やはりデータやファクトに基づいた正しい判断が重要ということか。
*食品輸出のお話
【各国の輸出依存度】
(IMF/内閣府「国民経済計算」調べ)
・シンガポール 231.2%
・香港 212.5%
・マレーシア 109.6%
・ベトナム 77.7%
・韓国 54.8%
・ドイツ 47.5%
・EU27 40.2%
・中国 36.6%
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・イギリス 28.1%
・フランス 26.6%
・インド 24.1%
・日本 17.4%
・ブラジル 14.5%
・アメリカ 12.6%
最近、経済ニュースが10倍良くわかる 「新」日本経済入門(三橋貴明著)2010-7-2第一刷を読んだが、歯切れの良すぎる内容で「目からうろこ」部分が多く、非常によくわかる経済談義だった。この本についてはこちらへ http://yfrog.com/hsxvzbj
…各国の輸出比率の話(続き)…
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