Andyの雑記帳blog (andy-e49er) ⁦‪@Accurasal‬⁩

内外について個人の思いを綴る雑記帳です|andy-e49er | Twitter@Accurasal

英語表示の論理性

 先日、都営浅草線を走行する、京浜急行車両に乗りました。そのとき車内で京急の電車種類の英語表示を眺め、「なるほど」と合点が行きました。というのは、
(正確に暗記できてないかもしれないですが大略)

各駅停車 Local
急行  Express
快速 ?あったっけ(add) Rapid でした(後で再チェック)
通勤快速 Commuter Express
快速特急 Rapi Express とか?
特別準急  Special Semi-Express
特別快速  Special Express

という具合で、電車種別を英語表記では、けっこう「Express」で済ませているのです。そこで考えてみました。
●日本語名称は(漢字から一見して)電車走行スピードを漢字表記で表しているように見えます。しかし各駅に止まるという直接意味表現も混在してます。
●一方、英語表記を見てください。Logical だとは思いませんか。なぜなら、Local は文字通り、Locally に一駅一駅停車する意味の通りの英語表現ですし、Express は(日本語では「急行」−急いでいくと言う意味ですが)京急の場合、快速も急行も通勤快速もナントカ Express と呼ぶ。他社で準急は、Semi-Express表示しているのも先日チェックしました。
●要するに、英語意味的には一部駅を停車せずにSkip(間引き)運行する。だから走行速度が速いのではなくて乗ってる合計時間が早い。だからExpressです。(英語の Expressというのは、たぶん語源は「スピードが速い」ではなくて、直行で目的地へ真っ直ぐに行くとか、届くとかいう意味ではないでしょうか?ご存知でしたら教えてください)
たくさんの駅には停車しない、特定駅のみに停車するということで、おそらく運行速度は、Local電車もExpress電車もさほどは変わりませんね。Local は各駅にひとつずつ止まってくれるのに対して、Express は目的とするターミナル駅に一気に行く。つまり快速だとか急行だとか通勤快速だとか、速さ表現を漢字で区別してはいますが、日本語は基準が曖昧な感じ、です。論理的にけっこういい加減だ、ということになりませんか。
(例証すれば・・・ 
 京王/小田急/東急/京急でそれぞれ基準がマチマチなので、各社の独自定義で日本語名をつけてます。それが利用者には混乱の元です。)つまり電車の種類別のStandard に論理一貫性がない。一種、各社の「情緒」ベースで名前をつけていないか。日本語では、快速より急行が「速い」ことになってますが、おしなべて停車する駅の数が、快速より急行の方が少ないだけ。快速より急行が速いとは、つまるところ実際には、「早い」の方で”止まる駅数が少ない”意味でからね。だから、Expressの中にも、普通のExpressから、通勤時のExpress、いろいろなExpressがある。それが正しいんだ、と私には読めました。と、いうことで英語(表示)は論理的だ、と思いました。
●Commuter Express は、通勤時のExpress。乗降客の多い駅には止まる点が普通の Express とは異なるよ、と理屈的に論理明快。これを停車駅を示した図と合わせ見ると結構面白い。Logical Thinkingの例になるかなぁ〜と思ってしばし沈思黙考、眺めました(笑)。

All Rights Reserved © Andy-e49er 2010