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『アンドロイドは人間になれるか』



 擬人型ロボット(アンドロイド)研究の世界第一人者である、
石黒浩大阪大学大学院特別教授の語りをプロのライターが本にした
『アンドロイドは人間になれるか』はとても内容が深くて、文章は非常に読みやすく、読み応えあり!・・


 …『人の気持ちを考えなさい!』と言う、彼が子ども時代に言われた「母親のしかり言葉」がこの研究の道に入ったきっかけで
 「人の気持ちが分かるとは何か?」教授はこう疑問に思って、ロボットやアンドロイドの研究と試作(思索の方が合っている気がします)
 を始めたと言う、深遠な動機から来ていて非常に面白い。

 ロボットが「心を持っている」ように、人が感じるとはどういうことか?


それを多面的に掘り下げ、いろいろなタイプと外形(それもヒト型だけではなく異形のもの)を持つアンドロイドを作り、
人とインタラクティブな実験を繰り返して、人とアンドロイドの関わり方を本当によ〜く考え続けている点が出色で素晴らしい。


人とは何か?哲学的であり、心理学的でもあって考えさせてくれます。


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Twitterから、Andy-e49er@Accurasal
アンドロイドは人間になれるか、ロボティクス最前線、のロボット系2冊ゲット。
『シンギュラリティ』到来を確信する孫正義氏は、Android OS を持つ Google の向こうを張り、
ロボットOSの保有までを目論んでいる。
IBMワトソンの日本語化など、戦略的な動きは急でスマホの次は家庭内ロボットと見定めている。
リツイート 飯田一史@2/22『ウェブ小説の衝撃』発
9:28 - 2016年2月7日

▲このTweetは、インプレッションが「250」を超えてた。
より多くの人が興味があるってことかな。読んでくれた方々は、
Followerなのか、検索した人たちなのか。たぶん両方だろうけど。
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本の中で So far 心に響いた箇所を抜粋して引用紹介させていただきます。
Quote :
現代社会は、個々人の能力を最大限に生かす仕組みにするために、たとえばほんの数十年前までは常識のように語られていた『奥さんはこういう役目、お母さんはこういう役目』といった性別役割分業をなくしてきた。子どもが老いた親の介護をする、ということも、かつては家族に求められる当然の役割だったが、今では高齢者向けの施設がある。つまり、ひとびとは家族の機能を分解し、社会の側にアウトソースしてきた。旧来的なかたちでの家族のありかたを捨ててきたのだ。」
「もはや『核家族』ですら古い。今や事実上の『ゼロ家族』社会なのだ。」
Unquote :
『アンドロイドは人間になれるか』(石黒 浩 著から)
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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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http://d.hatena.ne.jp/andy-e49er/に掲載された作品に基づいています。****