[著]ウィリアム・A・コーン『ドラッカー先生の授業−私を育てた知識創造の実験室』[訳]有賀裕子
「第11章」将来は予測できないが、切り開くことは出来る
”先生が強調したのはプランニング、とりわけ戦略プランニングは難しく、リスクも大きいが、これを実践することはマネージャーにとって主な職責の一つである、という点だった。(中略)先生の趣旨は、明るい将来を築くために今の時点で判断をくだすということである。つまりこの先どのように状況が変わろうとも、目標を確実に達成できるようにするのだ。ここで重要な点として、まずは目標を決めなくてはいけない。自分たちの望みは何かと言うことである。それが決まってはじめて、目標の達成に向けていま何をすべきかが見えてくる。”
著者:ウィリアム・A・コーン(この人はPh.D。ドラッカー直系の教え子である)
評価:秀逸◎◎◎/物語り形式でドラッカーの経営管理がまるで自分もそこでクラスの一員として授業を受けているかのように読める。しかもその雰囲気もとても良く分かる。たいへん読みやすくまた面白い。是非とも買って自分でも持っていたい【出版:ランダムハウス講談社 1,900円】
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