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【本】『政治の終わり、政治の始まり』(御厨 貴)

 東京駅周辺を散歩。八重洲ブックセンターなう/枝野さんのポスターに目がとまる(撮影)

『政治の終わり、政治の始まり−ポスト小泉から政権交代まで』著者:御厨 貴
厨先生は昔、大学時代の法学部にいっらはいましたが当時は日本政治史の講座などを担当されていて、私は残念ながら当時は受講していませんでした。その後、マスコミにも登場される有名な学者になられたわけですね。
評価:読むには合格、だが(私には)やや物足りない・・・たとえばジャーナリストが書いた竹下元首相の本とか大下さんの本を読んでいる者には、という意味で。/近年日本政治の各政権と首相につき評論している/対談あり(藤原書店 2,200円)そのときどきの対談やコメントを元の週刊誌や月刊誌から一冊の本に仕立てたものらしい。週刊誌を読む感覚でスルスルは読めるが、逆に言えば政治ネタの週刊誌っぽい。読みやすいが歯ごたえはいまひとつ。日本の政治を語っていると、(残念ではあるが)政策より人物や政局主体(「談義」)になってしまうのはなぜか。
 一方でここで写真に掲げているのが、現政権でイチバン注目に値する、事業仕分け。つまり税金の無駄遣いをどのように防ぎ、社会民主主義的なニッポンの組織的な囲い込み(ある意味の組織ぐるみの不正)をどのように国民の眼にガラス張りにして、予算のムダ見直しにまで収斂させられるかの大いなる闘い、ということだろうか。


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