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渋谷と東京 ニッポンの今

渋谷、青山学院大学(MBA)、東京駅、渋谷から東急線自由が丘駅
◇ 最近、渋谷へよく行く。大体は勉強会だ。土曜、青山学院大学国際マネジメント学科開催;3回コース「MBAエッセンス講座」。青学オープンカレッジ最終回を聴講。講義担当教授は青学の夜間MBAコース1期生(で90年に入学し1期卒業の)岩井千明教授。データ分析や経営シュミレーションゲームなどがご専門。95年にWindows95が世に出たときにMicrosoft社勤務。その前はNECにもいたらしい。営業・販売系とか。想像するに30歳代前半に夜間青学MBA(日本初の社会人MBAコース)へ行き、そこで修士・MBAを取る。その後、横浜国立大学経営学博士号をとる。2000年青学教員になり2004年からは国際マネジメント学科(MBA)教授、とのこと。講義内容は総務省の日本の統計からExcelを使った分析などだが、とても興味を持てる内容で私には新鮮だった。このように普段は触れられない分野を有識者から聴けることが社会人クラスの強みであり魅力なのだと思う。ニッポンの景気回復にはマーケテイング分野の科学的データ分析が欠かせない。
◇ 渋谷から東急線各駅停車で自由が丘まで。学生時代、毎日通った電車経路。だがこうやってフルに乗るのは実に30年ぶり。先日、会社の親しいグループでインド料理を神谷町に食べに行った。その帰り日比谷線で中目黒まで行き、そこから自由が丘まで。懐かしく感じた。田園都市線でまっすぐに帰らずに今日はわざわざ自由が丘周り大井町線で帰る。学生のときと同じ渋谷駅は変わらない。カーブしているプラットフォームで東横線電車に搭乗。自由が丘で乗り換えやすいよう前から2両目あたり。学生時代と全く同じ道筋。何もかもが特に変わっていないようだ。東横線の渋谷駅の辺りも、山手線と交差する高架も、そして代官山駅もが。沿線は日が暮れて真っ暗。目に映るのは車のライト。川のように流れ照らされる目黒通り。碑文谷ダイエーなど、わずかな風景だけ。あとは沿線の駅近く灯が漏れる店々。祐天寺や学芸大学駅は30年前の構造物のままか。古びたフォーム、石の床に何か見覚えがあるように感じた。
◇ だが変わったのはこの国の経済と景気。17日有楽町国際フォーラム近くTOKIAビルから、地下で東京駅へと続く地下のプロムナード。そこにはおびただしい数の、家のない人々がいた。床に寝転がる人々。ちょっと目を疑うほどの数だ。経済の先端で展示会が華々しく催される東京国際フォーラム。そして首都東京駅のつなぎの場所に、帰る場所を持たない人々が多く佇む。この国の情景はいかがなものか。
渋谷の喧騒は午後から夜にかけて特に10代、20代を主体に多くの人々が渋谷と言う街の持つ雰囲気や店、ファッションなどを目当てに思い思いに集まってくる。そこに不景気とか、日本が少子高齢化や経済成長が停滞している、という空気は微塵もない。一方、首都の玄関口・東京の広大な地下エリア。ぽっかりと、そして忽然と、ホームレスの居場所が現れている。その横をビジネスパースンや家路へ急ぐ人たちが何食わぬ顔で歩き過ぎていく。この乖離。格差とはまさにこのようなことなのか。目を疑ってしまった。異なる人生の交錯する地、それは首都東京。

◇ 人生、風が吹いても・雪が積もっても・雨に打たれても・霧が出ても・嵐にまみれても・暑く晴れていても・はな曇であろうとも、決して微動だにしない駅のプラットフォーム(基礎構造物)になる。長く基礎を築き、世のため社会のため、人のために貢献することが大事、なのだ。
地の塩、世の光。今日は 春何番〜^^〜、強風で体が吹き飛ばされそうな一日。

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