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世界のMoneyの流れが変わってきている

 米国の世界戦略では世界中のMoneyを金融市場、商品市場に集める。米国金融業界が世界の機軸通貨米$で運用していたわけだが、サブ・プライムローン破綻の波及は大きく、米国金融界は大きく動揺している。米国発の金融リスクが世界の各地へ波及して世界が不況に突入することが懸念されている。そこへいま、資源高を背景に世界の資源パワーの勢いが大きく加速している。原油や鉄鉱石を保有する資源大国と重厚長大産業にMoney(事業資金と投資・投機資金)が集中する。Moneyはいまやロシア・中東に集まってきている。地政学的なパワーポリテイクスが息を吹き返し、世界の激動が始まる予感がある。米国大統領選挙はその変化を後押しすることになるだろう。
 先日の北京オリンピック開催中、ロシア軍によるグルジア南オセチア自治区への侵攻(実質、「戦争行為」)や、その後のロシアによる自治政府承認。NATO諸国や米国との軋轢がその一端を物語っている、と見ることも出来そうだ。レイムダック化した米国政権は交渉力低下、国際的な地位減衰は否めない。欧州・ロシアではNATO諸国とロシア&衛星国家勢力との勢力争いは顕在化している。WTOスキームの維持が極めて困難になりつつあり、世界貿易の潮流は明らかにFTAやETAなどを主体とした2カ国相対主義に変わりつつある。
 もしかすると世界のパラダイムが変わる歴史的な瞬間に我々はいま生きているのかもしれない。

 8月後半以降の天候不順(大雨、稲光、洪水)と地球環境の変貌が顕著化してきており地球、経済、政治、社会生活(一部の物価が上がる一方で賃金は増えず社会生活基盤が揺らいでいる)と、あらゆる局面で不安定要素が増えている。こらえ性のなくなった世の中(日本の政権、社会での事件、年金問題財政再建、など)は本当に怖い。
 いま「乱世」が始まるという気もする。

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