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アメリカ人と働くこと - 注意する - ということ

 そもそもこのような場合には、まず冷静に以下のように理詰めで対応をするべきなのだ。
「貴方は○○の行為を今してますね?」 >>相手:ハイ/イイエ
「それは間違ったことだと思っていますか?」  >>相手:ハイ/イイエ
「私はそれは間違いだと思います」
という具合に、順を追って理屈できちんと説諭できないと駄目なのだ。これは実は学校で先生が生徒に注意を与える時のやり方でもある。日本の人たちには、「なんだそれは?」 という程度の幼稚園児レベルの事件かもしれないが。この事件から学ぶ教訓は、2つ
(1)組織の長たるもの、信念を持って真摯にことに当り、正当かつ明快な理由を持って、判断を一気にくだすべしということ。小出しでは駄目。判断したら曲げてはいけない。一定期間悩んで考え抜く事は良いが一旦決めたら迷いは禁物。決して後悔しないことも肝要。そのためにやや大言壮語にはなるが、生き方を含めた哲学とか美学とでも言うものが自分のバックボーンにあること。それが望まれる。世界観と言ってもよいのかもしれない。感情を抑えて冷静に反抗勢力に対峙するにはそれなりの経験に裏打ちされた確信的な 「思いの強さ」が必要だ。
方法論は多々あろうかと思う。一例だがケースによっては職場討論会でも開いて意見を自由に言わせ、そののちに一任をとりつけて決定を下すという手法もあるだろう。ただアメリカ組織では比較的日本以上にボスの裁量や立場が強い。会社組織では学校とは違いより生産性や「規律」を重んじるべきで、上位者が明確な決定を下し、基本線を内部できちんと確認しておくことが組織運営面で重要、正解なのだ。
(2)組織目標を明確に示して共有すること。それが先決。優先順位は全員一丸となって業務上の目標に向かうべきことだ。そうすれば自ずと良い結論が見えてくる。つまり今で言う、企業理念やビジョン、バリューがちゃんとないと組織はうまく自立して動き、進化していかない、ということなのだ。