リーマンショックの発生を予想して言い当てた🇺🇸レイ・ダリオ氏の言葉。
『世界は一生に一度の経済・政治秩序の大崩壊に直面』
◉ここから始まった月曜朝の佐々木明子キャスターによるテレ東のコーナー “グローバルアウトルック” @モーサテ(5/26付報道) に学ぶ。
今朝の解説者はリスクに最も敏感な債権などを扱ってきた、土屋アセットマネジメントの土屋剛俊氏 (投資ファンドCEO クレジット分析・投資30年以上) ⤵️
土屋氏の見立ては以下のような要旨になる⤵️
☝️強いアメリカは💲を使い世界からモノを買って豊かな暮らしを享受してきた。しかしそれは、モノを買ってドルで払う。日本は輸出して稼いだドルを使って🇺🇸国債を買う。👉これは実はアメリカが借金をしていたことになる。
" 海外からモノを買うことで貿易赤字が拡大し、財政赤字も拡大する、といういわゆる双子の赤字 " (佐々木明子キャスター)
当時のアメリカが世界のリーダーとして、諸外国に優しかったというのは余裕があったこと。
(私) 確かに87〜92年頃の🇺🇸は、5年間カリフォルニア州に仕事と生活していた頃を振り返る…
なんて感じ。そんな広い家に住み、家具や電化製品はなんでも揃っている。金曜は夕方早くにオフィスを出て帰宅。週末は家族や友人たちと連れ立って国立公園とか山や湖にいく。そんな自然を満喫する生活があちこちで当たり前のようにあった。日本と比べて随分とうらやましい生活レベルに見えたし、実際豊かだった。
- 中流家庭も前庭と広い裏庭付きの一戸建て (3 Bedrooms + 2 Bathrooms, 2 Car garages ) に住んで、場合によると、
- 庭にプールがあったり、あるいは
- 小型だが、ボートを保有、
- 2台目の車はピックアップトラックか、SUV。後ろにボートを付けて引っ張って湖に行きキャンピングする、
当時からクレジットカードで後払いの買い物をどんどんするアメリカ人って、豊かだなぁ、と思っていたことを思い出す。
🫷1985年の『プラザ合意』で円ドルレートの政治的人為的な為替調整が入り、急激な円高の真っ最中となる。その頃、帰任したあと特に95,96年頃。私の任務の国際調達も、円高メリット活用の海外調達拡大路線。随分とアジア新興国へ出かけて、調達新市場サーベイを行ったものだった。
それが⤵️の図のまさに⭕️印の頃だ。
☝️日本の経済が成長して、日米のGDPの差が縮まった (米国のGDPの7割近くになった) このとき、実は当時🇺🇸は🇯🇵に100%関税をかけた。そのことは今言われて知ったが、当時全く眼中にもなかった。( * 輸出側の海外営業とは逆コースの、調達マンだったことが大きい)
👉当時、アメリカとしては社会主義国の中国を新たにWTOに加盟させ (2001/12 🇨🇳WTO加盟) 社会主義から資本主義への転換?という期待や思惑もあったが、
☝️ところが中国はその安い労働力を使ってモノづくりを行い、世界にどんどん輸出をして、GDPがなんと2,700兆円規模になった。このことによりアメリカ政権が🇨🇳を敵視するレベルに対してしまった。←ここまでが解説者
✴️ また承知の通り、アメリカ社会は他国からの優秀な人材を産業面のみならず、大学・大学院や研究機関に多数呼び込み、それでITなどハイテクを中心に産業経済も金融面も成長し続けた。このことから金融投資で富を得て裕福さを増した富裕層がいっそう拡大した。
一方、中国をはじめとするモノづくり国から大量の物品輸入に頼る産業構造から、製造業は衰退。これによりいわゆる "ラストベルト" のような、白人中流層・ブルーカラー (工場労働者) の失業や没落が起きた。そのことにより社会の貧富の格差がさらに広がってしまった。
🫷もはやこのままの社会システムを維持することは出来ない。その心理と社会的風潮は、移民の流入などの諸要素による 『分断社会』 へと繋がって、結果としてトランプのような異形のリーダーをアメリカ国民が選んだ、といえる。
👉以上のような、背景と状態を理解した上で、現在のトランプ関税や米国内への製造業の回帰などの今後を考えていく必要がある。
☝️「連邦政府債務 : 5,200兆円」、「年間乗り払費 : 160兆円」という巨額の財政赤字。→1日4千億円以上払っている...←米国の国防費が約130兆円なので、いかに凄いことかが理解できる。
以上、今回は、いつも学ばせていただいている日本経済新聞系テレビ東京、毎朝のモーニングサテライトから『なぜトランプ関税なのか?』その歴史的背景について学ぶために、テレビ映像の画面スクリーンショット複数枚をプレゼン代りに構成してみました。
(出所 : テレ東・モーサテ)感謝!