(反トランプThreads投稿からカット&コピーした映像)
つつしんでご冥福をお祈りします
🙏
( Nikkei @ Threads から 以下も同じ )
何年前だったか、リチャード・アーミテージ氏(今年亡くなられた)とナイ教授と、都心で開催されたCSISのシンポジウムに参加して以来、フォローしてきました。
人にはそれぞれ、天命そして寿命があります。
Joseph Nye, “Trump is liquidating America’s reserves of soft power,”
出典 : The Washington Post,, March 25, 2025
ついこの間、ナイ先生のソフト・パワーの話を投稿したばかりだった。命は尽きようとも、彼の喝破した本質的な教えは消えず、残り語り継がれていくに違いない。⤵️投稿へのリンク
(特別編) トランプ政権2.0はソフト・パワーを失う - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
以下引用
編集局長が振り返る今週の5本
相次ぐ訃報に驚きました。4月のリチャード・ アーミテージ元米国務副長官に続いてジョセフ・ナイ・ ハーバード大名誉教授が亡くなりました。日経は毎秋、 両人を招いてシンポジウムを開いてきました。 大学に赴いて学生らを交えた白熱討論を実施したこともあります。 2000年に発表した「アーミテージ・ナイ報告書」 は21世紀の日米同盟の重要性を唱え、 日本の外交政策に大きな影響を与えました。 かつてアーミテージ氏は日米同盟を大切にした理由を「 米国を愛しており、米国の利益になるからだ」と語りました。 好き嫌いではなく、 同盟の重要さを思うがゆえの冷静でぶれない2人の「知日派」 でした。
ナイ氏の最後のインタビューです。 米国への信頼が失われていく現状を憂い、「乗客を乗せて走る『 バス』を運転しているのは米国自身」という表現で、 トランプ大統領が各国に繰り返すタダ乗り発言を批判しています。👇🔗はこちら👇ソフトパワー失う米国 ジョセフ・ナイ・ハーバード大学名誉教授 - 日本経済新聞
インタビューではこんな言葉も残しています。「 日本の友人たちに伝えたいのは、 米国が困難な4年間を乗り越える間、 辛抱強く待っていてほしいということだ」
(☝️写真も、日本経済新聞 2025年5月10日 NIKKEI Briefing Editor's Choice メルマガから)
👇自宅のキッチンで思いついた「ソフトパワー」…ジョセフ・ナイが「2025年は第二次世界大戦終結に匹敵する『歴史の転換点』」になると予言した理由(Wedge(ウェッジ))
- Yahoo!ニュース
自宅のキッチンで思いついた「ソフトパワー」…ジョセフ・ナイが「2025年は第二次世界大戦終結に匹敵する『歴史の転換点』」になると予言した理由(Wedge(ウェッジ)) - Yahoo!ニュース
(一部を抜粋) 4月1日に公開された「世界秩序はどのように変化するか」という短い文章では、未来の歴史家が25年を、45年の第二次世界大戦終結、91年のソ連崩壊、08年の世界経済危機に匹敵する転換点として記す可能性に言及している。それは米国自らが自傷行為によって引き起こした転換点である。
4月8日に発表されたポッドキャストでのインタビューでは、第二期トランプ政権の政策を具体的に批判している。
「政権に就いて最初に言うことが、デンマークという北大西洋条約機構(NATO)同盟国からいかなる手段でもってもグリーンランドを奪うということ、あるいは、パナマ運河を奪還すると宣言し、これによりラテンアメリカ諸国におけるアメリカ帝国主義への猜疑心を再燃させるということ、あるいは、援助を通じてより米国を慈悲深く見せる機関である米国国際開発(USAID)を廃止するということ。要するに、これらの行動は、アメリカファーストでないどころか、アメリカのことだけを考えていることを示している」 と痛烈である。
このポッドキャストで、現状を改善する将来への提言を求められたナイ氏は、外国人留学生を受け入れ、教育を与えることの重要性を強調した。これはいまトランプ政権が行っていることと真逆のことである。
以上、ナイ氏の話を深く掘れば掘るほどに、現在の米国政権がいかにおかしな行動をする "独善的なトリックスター" であるのかが、一つ一つクリアになってくる。▶︎末尾に付加あり
長くなったのでこの辺で打ち止める。師の残した功績は間違いなく歴史に名を残す栄光ある素晴らしいものであると確信している。
▼2025/5/21 (水) 米国の議会とトランプ政権の閣僚・ルビオ国務長官 (日本の外務大臣に相当) の最新動向についてのReutersニュース付加あり…以下はその一部の抜粋▼
「米国は世界から手を引かない」、ルビオ国務長官が上院で主張 | 出所 : ロイター
[ワシントン 20日 ロイター] - ルビオ米国務長官は20日に上院外交委員会が開いた公聴会で、トランプ政権の対外援助予算削減やウクライナ問題への対応などについて妥当性を訴えたが、議員からは厳しい批判を浴びた。
ルビオ氏は、現政権下の国務省が進めているさまざまな方針転換は「決して米国の外交政策を打ち壊すものではなく、米国は世界から手を引くわけではない」と主張。自身が過去18週間で18カ国を訪問したことを挙げて、「これは(国際社会から)撤退するという風には聞こえない」と付け加えた。(中略)
対外援助に関しては複数の与党共和党議員が「ソフトパワー」の一環として重要だと訴えた。同党のリンゼー・グラム上院議員は「私の見方では対外援助は形を変えた国家安全保障だ」と述べ、援助削減によって失うものは大きいと訴えた。
しかしルビオ氏は、政府が提示した国務省の予算案でトランプ氏の構想を推進しながら「重複的で無駄、かつイデオロギーに起因する各種プログラム」向けの200億ドルを圧縮できると説明。対外援助削減や国務省職員規模の縮小、国際開発局の国務省への統合などの措置は適切だとの見方を改めて示した。( この報道記事へのリンク ) ▶︎「米国は世界から手を引かない」、ルビオ国務長官が上院で主張 | ロイター