ときおり人生ジャーナル by あきしお ⁦‪@accurasal‬⁩

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「パトリモニアリズム(家産制)」とは何か?

* 昨日アップ時点で、パート2が文章校正前の不完全なものだったので、大幅修正しました。

f:id:andy-e49er:20250404204110j:image…▶︎いまから怖い話をするので、始まりのフォトくらいは、温かいcream soupの絵にしておこうかなぁ、って思ってます… 書き下ろし

Part-1) 世界秩序が崩れて行く

私はこの投稿された解説を読んで、知らなかった概念:「パトリモニアリズム(家産制)」に行き当たり、背筋が寒く🥶、戦慄を覚える。

その統治は個人への忠誠と縁故主義によってなされ、友には報奨を与え、敵(実在の敵、仮想の敵を問わず)には罰を与える。それゆえ家産制は国家に限らず、部族やストリートギャング、犯罪組織にも見られる。

なんとここを読んだだけで、日本の中学校卒業程度で、その意味は理解できと思う。怖い。

家産制が政権の形をとった場合、国家を支配者の個人財産または家業であるかのように統治するのが特徴だ。

そうです、あの誰もが知る政権トップです。この文は以下のWebサイトで読めますので、興味ある方は、こちらへ⤵️

「トランプ政治」を恐ろしいほど的確に表す、100年前の社会学者のある言葉
出所 : クーリエ・ジャポン
リンク🔗⤵️
https://courrier.jp/news/archives/396298/
▼( 一部を抜粋して引用)

( 前段省略 ) ...大統領令もほとんどが政策策定の手続きを踏んでいないため、そのまま失効するか、裏目に出るのは目に見えている。

外交面では、トランプはデンマーク、カナダ、パナマと敵対した。メキシコ湾の呼称を「アメリカ湾」に変更し、ガザ地区のリゾート地化計画を発表した。これだけではまだ物足りないのか、首都ワシントンにある文化施設ジョン・F・ケネディ・センターの理事長を解任し、自らその座に収まった。

ほとんど (まともな感覚からは、ほど遠過ぎて、まぁこれ論評にも値しない) 呉維持〜… ←隠語(笑)😛

筆者も含め、トランプが政権に復帰すれば、最悪の事態になるだろうと予想していた者でさえ、もう少し理性的な政権運営になるものと踏んでいた。だが、2025年1月20日の就任式以降に起きたことは、単なる「政権交代」ではなく、「体制転換」であることがすでにはっきりしている。それは米国の統治機構の転換だ。

では、米国はいかなる体制に転換したのだろうか? 

その答えはもうある。それは、古典的な権威主義体制ではない。「独裁制」、「寡頭制」、「君主制」でもない。トランプが導入しつつあるもの、それは研究者が「パトリモニアリズム(家産制)」と呼ぶものだ。

この、聞き慣れないコトバ :  が「パトリモニアリズム(家産制)」とは一体なのか?

 ( 前段省略 ) ...「前近代世界における規定の統治形態」であり、「国家は統治者の“家”の拡大版にすぎず、独立した存在ではない」とするものだ。

ヴェーバーはこの統治システムを「家産官僚制(家産制)」と呼んだ。

統治者は国民の象徴的父親、つまり国家の擬人化にして、国民の保護者であると主張する。

トランプ自身、まさにこの古い理念を公言して慄然とさせた。彼は自身をナポレオンにたとえ、Xにこう投稿している。

「国を救う者はいかなる法律も犯さない」

ジョージ・オーウェルは、こうした古典的権威主義官僚主義的側面を理解していた。彼は小説『1984年』で、架空の超大国オセアニアの支配体制を示す最も典型的な(同時に恐ろしい)特徴として、真理省(宣伝)、平和省(戦争)、愛情省(国家安全保障)を登場させている。

クーリエジャポンの解説記事には、以下の案内がある⤵️

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以上だが…抜粋して紹介したクーリェジャポンの内容から家産制とは何か、その意味する所と本質的な危うさ理解できると思う。そこで

  • 自国に閉じこもって誤った政策へ転換した米国政権が
  • 世界秩序を壊し始めたこと、
  • 世界の自由貿易体制が戦後80年経って、崩れていく危険性

のついて語る Part-1) を閉じておこう。

トランプ関税に関連する次の投稿はこちらの🔗をクリック▶︎ トランプ『相互関税』(続報)を考える - ときおり人生ジャーナル by あきしお ⁦‪@accurasal‬⁩

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日本経済新聞、4/26/2025, 令和7年朝刊一面)

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Part-2) Deep State をぶっ壊す

王のように独善的に振る舞うトランプ。

自らの王国を "家長" として築き上げる。

基本軸は「やられたからやり返す」

防衛策は、先に攻撃し、続けること。

ドナルド・トランプ米国大統領は、あのジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の調査結果を「黒塗り」なしで新たに公開する、と発表した。長らく国家の機密扱いとされていたアメリカ合衆国・政府が保持する調査結果のその黒塗り情報は危うい内容だと誰もが想像できる。

大統領が公開することを命じた後、それらを整理した形で公表するのに時間がかかる、と言う報道を先ごろ見た。

 話は変わるが、この点に関連して以前、J・F・ケネディ 大統領がダラスでオープンカーに乗ってパレード中に銃撃、暗殺された恐ろしい事件のドキュメンタリー的な本を読んだ。一部は可能性についての推測を入れたもの。記憶ではケネディ政権の副大統領だったリンドン・ジョンソンと結託した何らか米国内の強大な勢力が計画した暗殺ではなかったか?と言うような推理をしている内容だったかと思う。

トランプは2期目。前大統領バイデンの前、第45代大統領だった。アメリカ大衆向けに隠されたレポート全てを読んだことだろう。自らの姿に照らして。

f:id:andy-e49er:20250407082405j:image Wikipedia)

◉トランプは現在の米国行政府やアメリカのエスタブリッシュメント層が支配している勢力のことを「deep state」と表現する。

もしトランプが読み知った裏の真実 : ケネディー暗殺の背景がアメリカの中の勢力に計画されたものだったとすれば、トランプが deep state だと嫌い、民主党エスタブリッシュメント層に確立された政府機関、特に情報機関(諜報組織)インテリジェンス / intelligence などは絶対に信用しないという行動原則に一定の合点が行く。

そう考える時、Part-I. での彼のいま二期目の行動、その傾向と実際にやろうとしている政策などは、彼が知るに至った真実からもたらされる怖さ、それに対抗する心、そんな礎のもとで心情的に突き動かされての結果かもしれない。そんな実態であるはずはない?? 彼の本当の心のうちまでは図りようがない。内心の自由

陰謀めいたこんなこと、他の誰も考えていない (かもしれない) 。だが私は直感的にそう感じただけだ。トランプが今やっている、非論理的なことは、そういう背景からの行動だ、と思ったら逆に少しワケが分かるかもしれない?

 特に政府を解体する急進的な対応を、イーロン・マスクに任せ人斬りする。世界との関係性、貿易と経済という通商面の今の政策と措置は彼が知るに至ったことの裏返し。アメリカを裏で支配する確立された "軍産複合体" のやり方や一期めに閣僚や軍幹部から反対され、止められたことなどの記憶からの内部的な仕返し。

それは自ら知るに至った米国外交の過去 "記憶" と本人の持つ "感覚" から導き出された。そう考えるのはなにも突飛なことではない。頭の中にある断片情報が、心の中で経済理論は知らん、なりふり構わず、細かなことは自分は大統領だから、命令だけする。専門は分からないままだが、そこは全く気にしない。理論的にまとまった整理なんかつけるか。そのままありのまま、自分の強さだけを特徴に4年ぶりに返り咲いた。王のように独善的に振る舞うのは、トランプ王国を家長として築き上げるためだ。「やられたからやり返す」自分が殺られないための防衛策か。攻撃は最大の防御。そしてこのまま、

世界はいったいどういう未来へもっていかれるのか。