- 🇺🇸合衆国大統領選挙は異質・異形の大統領が返り咲いた。それは投票した米国民による選択。予測不能で懸念の大きいトランプ を再び選んだ。米国内政外交が変わる。その基にあるのは米国民の考え方の変質だ。そして2025年、世界政治経済が変わる。
🇺🇸アメリカ合衆国大統領選挙・投開票 (11/5)
結果分析は各メディアに詳細が出るが、もっとも適切に言い当てているのはこれだと思う。
“American voters have made the choice to return Donald Trump to the White House, setting the nation on a precarious course that no one can fully foresee,” the New York Times editorial board writes.
( The New York Times @nytimes at "X" )
▼訳
@nytopinion
「アメリカの有権者はドナルド・トランプ氏をホワイトハウスに戻す選択をし、誰も完全には予見できない危うい道へと国を導いた」とニューヨーク・タイムズの編集委員会は書いている。
"危うい道" 序章がスタート。そして来年一月からこの国の内向き・自国第一主義による国の変質が始まる。
数日前に書いた、▶︎🇺🇸 国家分断から凋落へ - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
…Make America Great Again. というスローガンこそ、既に始まっている凋落の裏返しだ。
▼
元々民主党の支持基盤だった黒人層、ヒスパニック、若者層で、(トランプ氏は) 四年前よりも支持を広げた。これが勝因の一つだ。
U.S.A. bt the Numbers :

出所 : Ian Bremmer @ianbremmer at "X".
▼「選挙戦」という短期局面でこの先の4年間をみるとき、カマラ・ハリス候補のこの総括は正しくて、評価のできるいい内容だと思った👇
ハリス氏が敗北宣言、平和的移行に協力へ 闘いは「あきらめない」 | 出所 : ロイター
ハリス氏が敗北宣言、平和的移行に協力へ 闘いは「あきらめない」 | ロイター(抜粋)
- この選挙結果は望んでいたものではなかったとしつつも、
- 「この結果を受け入れなければならない」と明言した。
- 「米国の民主主義の原則は選挙に負ければ結果を受け入れることだ。この原則が専制国家との違いであり、国民の信頼を求めるなら誰もが尊重しなければならない」と語った。( 出所 : ロイター )
➡️ この一言が大きい。前回20年の選挙ではトランプは敗北を認めないだけでなく、危険な発言《選挙は盗まれた》により連邦議事堂襲撃事件を起こした。これを怒れる群衆だけの責任にして本人が責任を免れることは出来ない。
司法の場で、たとえ大統領就任後に超法規的に (?!?) 自身を恩赦しようとも、歴史は変えられないのだ。このことは極めて道義的な責任としてトランプにその終生ついて回るだろう。
✳️ ハリスは続ける...
- 同時に「この選挙運動の原動力となった闘いについては敗北を認めない」とし、
- 女性の権利や銃による暴力に反対する闘いを続け、「全ての人々が享受すべき尊厳のために闘う」と誓った。
今回の選挙では勝てなかったが、これからの米国社会において、トランプを取り巻く勢力による誤れる差別や暴力の抑止をして行く正しい勢力になっていく必要がある。
(11/9 追加) さらにトランプについて続けると、
予測不能の大統領が復活します。異端児とわかってはいても、 世界にナゼという声が満ちていても、これが米国民の選択です。 個人的な印象を言えば、 米国は理解しにくい遠い国になりつつあります。 共有すべき価値観が少しずつズレている感覚です。
☝️この話は、日経新聞の山崎浩志氏の Nikkei Briefing (メール) : 【Editor's Choice】編集局長が振り返る今週の5本(2024/11/9)からだ。
またこのテーマでは次の投稿を続けておく👇🔗はこちら、🇪🇺EU、🇺🇸アメリカ、日本🇯🇵 - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
また。もう一つの懸念材料は、リバタリアンとしての主義を追求しているやに見える、イーロン・マスク氏の次期政権への関わり方である。これについては前に関連の項目を書いているので参考にしたい👉🔗はこちら→「テクノ・リバタリアン」と未来の姿 - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
▼当初から書いていたことを以下続けておこう
「米国のGDPは30年あまりで2倍に」▶︎📈グラフは1993年から2023年までの30年間の日米のGDP数値 (データ出典 :世界銀行) 出所 : 日本経済新聞紙面

⬆️米国の過去30年の歩みは、ちょうど私が1992年に一度目の米国勤務から帰日した翌年。あれから今(2023年まで)に至る30年間の日米の差を見たとき本当に愕然とする。
出所 : 日本経済新聞2024年(令和6年) 11月5日(火曜日)朝刊 5面 (オピニオン) Deep Insight から
「歌を忘れたアメリカ」(吉野直也) 国際報道センター長
そして富裕層とそうではない「民」との格差はこんなにも大きい。あまりに不公平だ。
⬇️ 以下の日本経済新聞紙面。真ん中にアメリカの著名な富裕層の保有財産が、国民の5割に達しているとの説明がある。格差は莫大だ。

(出所 : 日本経済新聞2024年(令和6年) 11月5日(火曜日)朝刊 5面 (オピニオン) Deep Insight からのスクリーンショット)

( 日本と西欧の見比べ )
(November 11, 2024 quote from Reuters news. )

【総括コメント✍️】アメリカ🇺🇸合衆国・大統領選挙の変質、と題したけれど、これは現実にはトランプという「異質」「異形」の大統領の返り咲きを選択したということ。その主役は米国投票者たち。民意の総体の帰結。変質した後の政治と経済のはじまり。予測不能と言われ、懸念の大きな米国の内政と外交のはじまりだ。その意味で "米国民のスタンスそれ自体が変質してきている" 現れと受け止めるべきだろう。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
✴️ その後、トランプ政権が誕生した後の現実
(2025年) 4/25 時点ではこんな論評が出てきている。🔗▶︎ (特別編) トランプ政権2.0はソフト・パワーを失う - ときおり人生ジャーナル by あきしお @accurasal
そして、米国大統領の慣例を破って、歴代の、民主党系プレジデントのバイデン、オバマ、クリントン、三氏がトランプ批判を発信したと報じられている。そんなことを目にするまでになった。
アメリカ国民の半数を超える数がトランプを支持して、民主的な選挙で彼は当選を果たしたがその後の政策遂行は史上稀に見る劣悪で最低のアメリカ合衆国🇺🇸と言い切ってしまってよいだろう、という所まで落ちてきている。
・この後にもしも3期目というパンドラの箱を開けるならば、この国建国以来の素晴らしい星🌟としての位置付けは完全に失われることになるだろう。もはや悪夢はそれでもまた、そこからさらに続いていくならば、悲観最大である。
🇺🇸合衆国・大統領選挙の変質とここで書いたわけだが、選挙の変質が、国家の変質と凋落をそのまま等身大で産んだ、一部の支持者にせよアメリカ合衆国国民がそれを選択した、と言えることになるのだろう。
- トランプは古臭く間違いだらけのビジネスマンから進化しておらず。ディール的感覚 (センス) に"偏執" した古い感覚と感性に従い、思いつきで政策の方針をソーシャルメディアで発信する。
- 逆らうものは遠ざけるか更迭するだろう
- 国家の進路は結果としてチグハグのバラバラでまともな統制も、適切なる内部批判による修正もうまく効かなくなった。
自ら混乱を引き起こす。いゃ実際に起こした。そのことで自国の品格すら、自らの品性(貧性) により自ら貶めている。
一時的にせよ、米国株、ドル通貨、アメリカ国債のトリプル安という超大国の信認までを自らが壊していく、不都合な現実がいま目の前でもたらされている。
偏執が変質をもたらし変革するはずが、国家の品格を貶めていく トランプのU.S.A. である。
👉2025年春の季節は悲しいことに凋落を始めた国家として顕在化した旨、国家の不幸の極みとして、後年に教科書でも記録されるだろう。