例えばワイン🍷🍾。商品にも多様性がある。多様性とは何か?それぞれに個性と言うべき特徴がある。その出自とか経緯や系譜。伝統や歴史もそうだろう。また意図する作り方とそれを人に、世間に広く届けたい "想い" などから構成されること、概念だろう。
そのことは実際、会社や団体組織でも然り。同じであるはずだ。いまは「パーパス」なんて気取って⁈ 言うようになって来たけれど、右へ倣えは脳がないではないか…。従来、経営学なんちゃらで、ビジョンとかミッションといっていたこと。なんでも英語のことばを多用するいまの日本企業の風潮はまったく好きではない。「バズワード」多用は、質を下げるからだ。本質から離れていくからだ。日本語で堂々といえばそれで良いではないか。▶️ 会社の理念、目的、目指す目標、会社の存在意義、というべきだ。それでしっかりするではないか。こういった身近なところから、経営者は原点に立ち返り、より自然なことばをつかって、リーダーは率いていってもらいたい。横文字、反対❗️
と、大きく吠えたところで本題だ
日本経済新聞 2024/8/5(月) 朝刊 21面
「ダイバーシティ」の小論文の全文引用👇
その前に〔あえて長々と補足するその意味は汲んでいただきたい…〕あ、本来「引用」とは…著作物のうちの(抜粋部分など)"一部" であるべきで、
- 著作者(名)や著作物などを含め引用するその行為それ自体をを明示しておかなければいけないこと。そして
- 引用する "部分" 以外の、自己の発する内容の方がそのメイン、つまり主体であること。わかりやすくいうとそちらが多くなければいけないのだ、
- 引用した部分だけを載せるには、著作者の同意を取らなければ複製できない、
と個人理解している。
だけれども、実のところは
この個人備忘録としてのブログは、広く公衆に見せる意図ではない。
私個人の学習、記憶と記録、引いてはいつの日にか血のつながった家族に読んでもらうことなどを意識しているもの。
以上のこと、そして、入山先生の教えは大変に有意義でわかりやすく勉強に最適であることから、その勝手なる喧伝も含めての、ここでの、掲載としていることを明確に宣言し自己表明しておく。
全文の引用はここから
〈多様性 私の視点〉
企業に求められる全社改革
経営学者 入山章栄氏
2024年8月5日 2:00 [会員限定記事]
過去5回にわたり、多様性は組織パフォーマンスにプラスという経営学の研究結果が多くあるにもかかわらず、日本企業でダイバーシティが進まない理由を明らかにしてきた。それは、(1)日本企業は多様性となじまない製造業モデルで成功してきたから(2)そのモデルが経路依存性で固められてきたから(3)「ホモフィリー」により人は同質な他者との交流を好むから(4)社会分類理論により、人は性別などの見た目で人をグループ化しがちで、組織内で分断が生まれるから、の4つだった。
逆に言えば、日本企業がダイバーシティのプラス効果を享受して今後の成長に資するには、これら4つの課題を克服していく必要がある。今回と次回は中でも(1)と(2)を克服する道筋を考えよう。
(1)、(2)の「製造業モデルで固められた経路依存性」の脱却に不可欠なのは、「ダイバーシティだけに限らない、企業全体の改革を行うこと」に尽きる。企業は、経路依存性により様々な仕組みが合理的に組み合わさっている。したがって、「ダイバーシティ施策だけを進める」ことは非常に難しいのである。肝要なのは、ダイバーシティを取り巻く他の様々な仕組み・制度までも、同時に変革させていくことだ。
例えば以前の連載では、日本企業はダイバーシティとなじまない「新卒一括採用・終身雇用」「一律の評価制度」「一律の働き方」「アナログな仕組み」が組み込まれた経路依存性に捉われていると述べた。ダイバーシティを本気で進めるには、これらの仕組みの見直しまでが不可欠だ。
すなわち「流動性を前提とした雇用制度への移行」「多様な評価軸のある評価制度」「多様な働き方の提供」「それを支えるデジタルトランスフォーメーション(DX)」などを同時に進める必要がある。まさに全社改革だ。著名コンサルタントの冨山和彦氏が、「日本企業に求められるのはコーポレート・トランスフォーメーション(CX)」と説いているが、その通りである。いま日本企業に求められるのは徹底した全社改革であり、ダイバーシティはその一部という考えが何より重要なのだ。
以上日本経済新聞 2024/8/5(月) 朝刊 21面
「ダイバーシティ」からの全文引用。
太字と色を付けた部分は本ブログ筆者による。