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アメリカと日本の違い(雇用)ージョブ採用の落とし穴

 この日経ビジネスの記事は一面の真理であり、日本で急速に浸透し始めている例の「ジョブ採用」には裏の面がある、ということも認識しておきたい。

 これを読んですぐに想った事は、少し前に日立製作所出身の経団連会長が「(日本の大手企業の慣行である)毎年4月の新卒一斉採用はもう無理だ」と言い、トヨタの豊田社長も同類のことを宣言した、ということ。あれは裏で両者、方針をすり合わせてから発言しているのではないかと思う。



今日、聴いていたクラブハウスで…

 日本人だけどアメリカ生活が長くて何やら業界のルールを決める団体での経験談を語っているエライ人がいた。仰っていたコトの要点はこういうことだ。世界の Defact Standard などの話しじゃないかと思うけど、その学会だか産業界だかで「議論してルールを制定する」場面での話。その日本人の方が提案すると拒否の No 意見が出る。案は却下される。ところがそれだけではなくて、(その会は支配層はいわゆる白人なのだが)「次からそのような提案は出さない(出せない)ことにしよう」という意見も出て、完全に「つぶし」にかかるとのことだ。これがアメリカの負の側面。

 ところが後日談があって…。次回、ボストンはあのMITの著名な教授センセイが、「その却下はけしからん、アメリカらしくない判断で絶対におかしい」と声を挙げて、前回の決定が覆り、その日本人の提案が一気に逆転して採用されたとのことだ。その人は、アメリカの自由と挑戦するとても良い面が見られた、だからアメリカは世界一であり続けていると分かったという風なことを話していた。 

 影の(一面での人種差別的な高圧的な態度という)負の面がある一方で、それをUnfairであるとして糾す「正義」が有効に存在し、機能している、ということだろう。私もこの話には納得し、そうだろうなぁと同意できる。▼