ときおり人生ジャーナル by あきしお ⁦‪@accurasal‬⁩

ときおり人生の思いを綴る雑記帳|andy-e49er | ID-Zerv 2b trusted @Accurasal

“タイムシフト経営” とその真髄

リフィニティブ社は、現在のトムソン・ロイターから金融情報部門を切り出し、部門の整理をすることを経て米国不動産系大手ファンドのブラックストーンが買い取った。その後、堅調に市場でのステータスを確立しているのではないか。両者ともに買収の成功例だろう。

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👉企業をうまく買収すること。

 その効果は大きい。当然ながら、被買収会社の売上規模と顧客ベースをいちどきに獲得する。事業ポートフォリオを拡充する。そして何より事業を行う人的リソースや必要なテクノロジーや知的財産(特許権ほか)をも一気に調達、獲得する。事業を育てる時間をかけずに成長軌道へワープするのだ。それが真髄だろう。

👉 そのため買収後すぐに新たな企業名でブランドを早々に確立しながら、成長路線に乗ることも多く、逆にそのために買収するとも言える。

❎ よくEBITの何倍なら割安だ❗️などと買収額の評価を金額の経過年数換算で言うが、買った会社が稼ぐ利益の「数年分をかけて回収する」だけなら、素人でも理屈は分かる。

だがしかし、だ。統合した事業を軌道に乗せるのには時間がかかるのだ。リストラのやり方次第で下手をこくと、統合活動がうまくいかないことだって往々にしてありうる。

それにかかる期間のうちに当初目論んだ事業力は減衰し、人(のやる気)も変わる。下手をすると買収計画の際に引いた企画書は、まさに絵に描いた餅になる…❌、と言う大きなリスクがあることの認識。それ、当然分かった上で経営陣はしっかりとやる事なのだろう。

💮欧米企業は自社売却に先立ち、あるいは売却と一対(同時期)で、"オーバーサイズ" となった体質を改善改良してしまう。だから、買い手はスリムな健康体の形としてゲットする場合もある。逆にそれを見越して相対で計画して買い取るのだ。

心配には及ばない…体質改善に当たる人員は、実は会社から割増や特別一時金などをもらう。更には、能力とその企業の(輝かしい)勤務経歴をも存分に活かして、別企業へとうまくホッピングする。そうすると、場合により職制がアップしてペイが増えることはよくある。

まぁ、様々なケースがあり、個人差かつ多様なので、実態はマクロで捉えても意味がない。全て会社側と秘密保持契約を交わす。だからその人の(辞めるときの契約条件の)実態は誰にも知られないままである。辞めていく人や、いなくなる人も多くいる。しかし実は、経営側も被雇用者もハッピーな、Win-Win になることも結構多いのだ。

これは良い意味での『金で解決する』形である。日本企業もそう言うスタイルをお財布をケチらずにやれば良い。日本の(悪いけど…後手に回って追い込まれた経営になった)大手企業は、そのような決断と手法の上手さ(下手さ)で本当に大きな差があるのだ。

日本でうまくやり遂げて成長できているのは、代表例としては、「日本電産」であろう。

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ところで、別の懸念はこれだ👇

日本電産NIDEC)の報道🔻Reutersから:

日本電産と日産がジヤトコ巡り綱引き、自動車に電動化の波
https://reut.rs/3dopJO5