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WTO次期事務総長選挙と米中の戦い

 ご覧の方は既に気付かれたと思うが、‪Linkedinで、次期事務総長選の立候補者が紹介され、現在進行中だ。

WTO世界貿易機関の現職アゼベド氏がこの8月末で任期前退任を決めたことによる後継者選びである。

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WTOの上級委員会は、国際紛争の "最高裁" に擬せられるが、トランプ氏が米国利益からかけ離れているとして後ろ向きの政治圧力をかけてきた。上級委員会の委員の後任選出を拒み、事実上機能停止に追い込んだ。その背景が大きくのしかかっているのだ。これにはアゼベド氏もついに矢折れ力尽きた。

 候補者が動画でスピーチする様子が順に報じられており、毎日その記事と動画がフォロー者には配信されてくる。

 ‬🇺🇸大統領選もそうだが、今やデジタルSNSを活用した選挙運動がどんどん進む。投票権のある無しちは関係なく、直接民主主義的な、ダイレクトな認知が今や可能な時代になった。

順番から行くと次は、アフリカ大陸から、とか、女性リーダーが必要など事前の鞘当てがかまびすしい。だが、両方ともに候補者複数乱立し一本化されない現実の中で、自薦の談は粛々と進む。


‪    この背景には中国の姿がある。

見え隠れする超大国の戦略(あるいは策謀)WTO直下の貿易では引き続き米との先鋭な貿易摩擦と関税による報復合戦がいま動作進行で起きている。

南シナ海と台湾への圧力は、軍事プレゼンスを使った明白な脅しである。インド🇮🇳とは国境紛争の真っ只中で軍事衝突を起こしたばかり。それらの誤った「攻勢」をかけつつ、ASEANおよびアフリカ諸国の一部には、経済開発や金融で足がかりをかけつつある中国。

ここでも次の国際機関トップへの影響力確保を目指して、欧米と主導権争いを演じる。

 

日本の立ち位置、プレゼンスはどこにある?