今日は、『巨大化するプラットフォーマーと世界競争』について短い感想、コメントです。👇
常々フォローさせていただいている、Silicon Valley在のワタナベ・チカさんのツイート
@chikawatanabe が実に当を得ていて妙です。的を射ている、が正しいか。
(脱線するけど『当意即妙』って言葉ありましたっけ…最近見かけませんけど)
🔻引用しますと、
「Yahoo Japan (it’s still dominant in Japan) buying Line is like Facebook buying WhatsApp. フェイスブックのWhatsApp・インスタ買収を止めなかったのが最大の後悔、とアメリカの公取委の人がどこかで言ってたが、日本の公取委の皆さん、後悔先に立たずですよ」
日本時間の11/14発信
🔻
上のチカツィに対し、以下が私のレス👇
@accurasal
全く平行移動したかのように日米でプラットフォーマーの経営戦略(M&A)までが同類項って感じがしますね。公取審査と言うか業界再編への判断はIT・ソリューションサービス系の動きに追い付いていない?👉ITサービス分野も巨大企業一社の中でサービス連携したり、ポイント制とか統合メリット大きいんで
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チカさん見抜いている通り。Yahoo!の親会社ソフトバンクと LINEの親会社である韓国ネイバーとで、50:50の持ち株比率とする新会社を設立。その新会社がZホールディングスを100%子会社化。そのZHD傘下に、Yahoo!とLINEの2つの事業会社がぶら下がる方向で調整する。
(日本と韓国の独禁法規制当局による審査はこれから)
とは言え、その新会社は話し合いの結果、SoftBankグループの連結会社とするので、韓国資本のLINEは実質的には、孫正義氏の率いるYahoo!に買われた、つまり今後はZホールディングス(実質、孫カンパニー)を通じてSoftBankがこの日本初のプラットフォーマーを牛耳っていく、と言うことでしょう。
さて、同じ巨大ITシステム系の雄であるamazonが起業して、しばらくしてから、ジェフ・ベゾスの伝記とかを読むたび、彼の戦略と実際の意思決定や経営の一挙手に感嘆してました。
その後もamazonの巨大化は世界中で進み、人々の日常生活への影響はさらに大きなものになってきていると思います。
ジェフ・ベゾス、マイク・ザッカーバーグなどの巨大プラットフォーマーを率いるグローバルコングロマリット総裁として、孫正義氏も並び立って、競争の渦に身を投じると言うことになるのでしょう。
幸い、なのか不幸なのか(分かりませんが)、私はamazon kindleのみのユーザーです。amazonのECサイトで買い物はしていない人間であり、この会社に個人情報や性向とかをデータで握られるリスクも有りません。ま、正確に言えば、 kindleの読んでいる本から私の読書傾向や嗜好的なものはデータ化され、把握されていると言っておこう(笑)
(しかし、facebook, Twitter, Instagram についてはかなり情報を発信しているから、ヤバイ…笑)
以上をまとめると、
今後のZホールディングス、Yahoo! とLINEの統合後の事業運営、ならびにユーザーへのサービスメニューの展開やまとめることによるシナジー効果とそのメリットのユーザーへの還元などを注視して行きたいと思います。とくに、金融系の事業はアライアンス・パートナーとの契約によるわけだから、すぐにサービス事業を統合するとか、一体化は難しいと考えられ、一定のグレースピリオド後に、統合もしくは、一方の提携事業を整理(撤退)するのではないかと思います。
【追伸】
ニュース第一報報道の翌朝、11/15 (金)の日経朝刊では再び一面トップと、後続の記事が別面にまで大きく解説含めて、持っている事業の比較表になっていました。
以下、イメージを引用します。
公正取引委員会による正式な承認が必要。
検索サービス、対話アプリ、ネット通販、
金融までの一億人規模のデジタル基盤の
企業が誕生する。11/18 統合合意の予定。
経営統合についての基本合意を取締役会で
正式に合意する予定。連結の売上高は、
およそ1兆1,600億円となる。国内の主要な
ネット企業で売上高が首位となる。
ロイターのニュース👇
ヤフー、LINEと経営統合で調整 「協議は事実」
Twitterから産経ニュース掲載👇
【速報】LINEとヤフーが経営統合正式合意 午後に会見
sankei.com/economy/news/1…
ZHDの株式を4割超握るソフトバンクと、LINEの株式の7割超を保有する韓国ネイバーが折半出資で新会社を設立。新会社がZHDの筆頭株主となり傘下に子会社としてヤフーとLINEをぶら下げる見通し。