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アベノミクス2.0と決め方のハナシ

日経ビジネス記事:
『カジノ解禁で潤うのは誰か? 』http://flip.it/8q2YW  を読んだ。

その生の感想;➡︎ 
   実は、最初この表題に釣られて読んだ。

表題から、経済のメリット寄りの中身だと思えたからだ。しかしその内容としては、アベノミクス経済運営の政策リスク要因に思えた。
私は税金を払うひとりの普通の国民として、国の政策決定メカニズムが心配になって来た。
   ものごとの是非を考え、何かを決めるとき、実態を正しく認識し、正確な客観データを知らないと往々にしてヒトは間違う、というケース…
誰もが、たぶん身近で知っているはずだ…  (^^;;
それは、効果試算のこんなズレのところから、安直に発生してしまうんだと気づかせてくれる。

この記事を読んで、有識者による批判的評論の中で具体的な数値情報を知ったからこそ、新しく感じたことだ…
当たり前だが、人は似たような失敗例をよく知っているとより怖いと感じる。私の場合がそうだ。
   よりによって、この問題の本質なのは、この経済効果試算が大きく期待外れとなった時、外国人受け入れのネガティブリスクもさることながら、むしろ財政的に危険なのは結果として都市ブランド価値の毀損の方が大きいリスクだと思えることである。
   人は情報で判断する動物だから、よけいに政治(公共政策や社会インフラ投資)の間違いは怖い。フローではなく、ストックの残滓だ。気分的に怖いだけの、雰囲気や情緒話しで済めばまだ良いが、実態はハコモノ行政のツケなど、過去の民主党による仕分け論議を思い返す時、反論の枚挙にはいとまがない。


   さて東京都知事が変わり、東京オリンピックが既に決まっている今、東京へのカジノ誘致がムードとしても反対論に傾いているとなると、一体日本の『どこに作るのか?』そして、本稿が言っている中国人富裕層をその場所に本当に呼べるのか…

一体的な外国観光客誘致と連動するストーリーとしての経営戦略が無ければ、無理と言う他はない。そう思った…
   アベノミクス2.0と言う時、目玉は『地方創生』だと言う今。次期総裁選の戦略も踏まえた内閣改造人事の一環で決まった石破大臣の鳴り物入り就任を思い出さずにはいられない。具体的なカジノ設置の都市候補先を複数明確化してから、そこの県なり市なりの自前の政策意思決定と直結した形での立案〜審議〜政策決定〜法律化へと落とし込むのが、不可欠の公共政策、公共投資の正解に思えて来た。

   国の政策を立法化した後に、「さて候補地を…」のドンブリ手法では、例えば少し異なるけれども沖縄問題などの二の舞であり、地方自治に正しく資するとは到底思えない。そういう感想・結論に至った。

   むろん私は企業人。だから、政治談義をしたいわけではなく、こう言った『プロジェクト投資の意思決定』のリスク要因そのものを、『リスクマネジメント』の一環としてよく考えたい、と言うことだ。


   今朝はこうして考えながら、この文章を練ったことで少しは脳細胞の活性化につながったかと喜びながら、祭日のメリット、二度寝をした。 願わくば、政策を間違わずに、国と地方の行政の効率化、規制緩和イノベーションでの経済効果、経済成長を強く願う。


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