◎「ソーシャルデザインの形」
・キーワード:
▲『納得性ある参加型』▼
富士ロックフェスティバル(15年目)のNGO責任者インタビューなどから構成…
◎「人間本来の勘が試される」
急に天候が変わる開催場所 * では:
「天気予報などに頼らないで自分の頭で考える」、都会とは違うライフスタイルがあり、参加者はみなそういう関わり方をしている。(ソーシャル・デザイン)
(*) 過去開催していた、豊洲と富士の天神から訳あって転じた。今は新潟県の苗場スキー場、越後湯沢、湯沢町で開催。皆、旅館に宿泊したり、自炊キャンプをしながら滞在。参加者と地元が一体となった企画と実行がなされている。
▲成功例▼
★参加型ゴミゼロ・リサイクル活動★
フェスティバルのボランティアはゴミを拾わない、参加者が自分で分別して廃棄行動をやる『参加型』:
☞ ボランティアは分別の仕方をコミュニケーションしてフェスティバル参加者にアドバイスをするだけ。
これで出来ている。なぜか?:
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・自分がきちんと分別して捨てたゴミが、来年自分に返ってくる、そして自分もまた帰ってくる。
・捨てた紙コップは、来年トイレットペーパーになる。自分が使うのか、となる。
・イベントはリピーターが多いから「自分に返ってくる」 :
☞ つまり自分ごととしてやってる
☞ 『納得性ある参加型』
☞ 皆がやっているから自分も、みたいなのはある
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そのような全体ムード…
これは、このゴミ活動だけではなく、皆が参加して自分から何かをやってる。
・助け合う雰囲気で一杯らしい。お客様ではなく参加者として自ら関わる。目の前の出来事に関わっていく。
▼何がそうさせるのか? ー:)▼
都会を離れて自然の中で、自分のこととして関わり、『創っていく』感覚が出来ているからなのか。
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無関心な都会生活とは隔絶した何かがあるのは間違いなさそうだ。
全体のムードを醸成している「あり方」がそれらをドライブしているのだろう。イベントの全てが手作り感覚と言うか…
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例えば会社でも…。非日常を感じられるような色や形が違って雰囲気を一変している、別のプロジェクトルームをビル内に設置しておく。そこでメンバーが自分ごととして参加型で関わる形があれば、こういう富士ロックみたいないい形に作れるのだろうか?
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また、小山薫堂氏の事務所フロアにも「遊び心あるスペース」が意図的に造られてそこにあった。
▲まとめるとつまりは▼
経済合理性(コストな成果)から解き放たれた、非日常で異常な、ユニークなスタイル…。
それらが、参加者の脳にはたらきかけて自発性、参加意識、創造性をブーストする。
きっとそういうことじゃないか。高校や大学の学園祭、昔あった会社の職場旅行や運動会。考えてみれば、映画やミュージカルを観に劇場に行くと大きな充実感や癒され感を得ることが出来るのは、
そう言うことなのだと思う。
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